今の生活も悪くない
通勤時、私は「露切橋」という橋を渡ります。お世辞にもキレイとは言えない川には、カメが住み着いています。飼えなくなって、誰かが川に捨てたのかもしれません。
橋を渡るとき、私は毎度のように橋の下を覗き込みました。だいたい5〜10匹のカメが日光浴をしています。大きさは10センチから20センチぐらい。ちゃんと元気に育っていいるんですね。
彼らはどんな気分なのでしょうか。自分がカメならそこには住みたくないぐらい汚い劣悪な環境に見えるけど、彼らにとってはそうでもないのでしょうか。元の飼い主とかペットショップよりはマシなのかな。
カメの気持ちはよくわからないけれど、何となく「今の生活も悪くない」と思っているように見えてしまいます。人間は、テキトーですね。
もうすぐ11月も終わろうとしているというのに、今朝は温かい日差しに恵まれました。露切橋の上から川を覗くと、今日はカメが20匹。
その中に、5センチぐらいの小さな亀もいました。新しい命が知らぬ間に誕生していたようです。
ずっとそこにいるんだから、きっとそこが好きなんだろうな。川は続いているのだし、そこから飛び出そうと思えばいつでも飛び出せる環境にいるわけじゃないですか。
それでも、そこにいてちゃっかり家族なんか増やしちゃって、やっぱり「今の生活も悪くない」とカメは思っていそうだと思ってしまいます。
試しに、これを人間にあてはめてみたときに、状況が似ているなと思いました。
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