認識の外に世界がある、の具体的事例
先日、友人と一緒に街を歩いていると、「この店の前はカレーの匂いがするね」と言いました。私にはその匂いがよく分からない。幼い頃からひどい慢性鼻炎があり、アンモニアのような刺激臭以外の匂いが分からないのです。
嗅覚がほぼ死んでいる、いわば五感の1つを失っている私に対して「カレーの匂いがするね」と投げかけるのは、「死んだお爺さんの亡霊が見えるね」と言っているのにほとんど等しい。シックスセンス的な何かは、そう簡単に他者と共有できるものではないのです。自分の認識の外側、圧倒的外側だから。
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