いざというとき極論に走らないために
パニックになり、つい極論に走ってしまう。強いストレスのかかる、いざというときほど、そういうことはよく起こりがちではないかと思います。
いざというとき極論に走らないためには、まだ何でもないうちにあらかじめバランスを想定しておくことが大切です。
その方法として、逆説的ではあるけれど、極論からはじめてみるとよい。
まだ精神的に余裕のあるうちに、まず極論から入りだんだんバランスさせていく。その調整に対話は欠かせません。相手が関係することであれば相手と、自分自身で完結することであれば自分と対話を重ねるのです。対話にはどうしても時間を必要とするから、やはり精神的にも時間的にもまだ余裕のあるうちに始めておかなければなりません。
たとえば、仕事について悩んでいるとしましょう(ただし、結論は急がない状況とします)。
極論A「明日、辞める」
極論B「一生、勤め上げる」
ここから始めるのです。おそらく、明日辞めるというのは現実的ではないし、悩みによって、また社会情勢によっては一生勤め上げるのも可能性が高くはなさそうです。
では、辞めるとしたら来月?来年?3年後?
勤め続けるとしたら、5年?10年?20年?
まず極論から始め、そんなふうに考えていくうちに、ちょうどよさそうなところに自然とバランスします。たとえば、3年後に転職すると決めたとしましょう。
こうしてあらかじめ自分にとってのちょうどよいを想定しておくと、選択権が自分側にやってきます。強いストレスを抱えても、極論に走ることはないはずです。3年後の想定が狂うと、もっと自分に跳ね返ってくるからです。
ちょうどよいを既に考えているからこそ、耐え忍ぶか、動き出すかの選択もほとんど考えることなく決めることができます。それは心の余裕とも取れます。
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