月曜が億劫な人
土曜の夜、Clubhouseで楽しく話していた人が、日曜の夕方に新たなルームを開けていた。正式には覚えていないが、「もうすぐ月曜が来ると思うと今から億劫な人」というような名前のルームだった。
中の人たちにインタビューしてみると、(その部屋にいるぐらいだから当たり前だが)相当つらそうにしていた。
「月曜がつらいというけれど、具体的に何がつらいんですか?」と私は尋ねた。
「朝決められた時間に起きて、満員電車に乗るのがしんどいんですよ。」と1人は答える。
「では、朝決められた時間に起きなくてよくて、出勤しなくてよいのなら月曜は億劫ではないんですか?」
「そうです。朝起きるのと電車がつらいです。」
課題が明確なんだから、自由に起きれて通勤しなくてよい仕事につけばいいような気もする。いかようにもなりそうな気がするものだが、現状を変えるほうが現状を我慢し続けるよりもしんどいらしい。
「毎週日曜の夕方に定期的につらい気持ちになるぐらいなら、今大きく踏ん張って環境を変えてみればいいのに…」と言いたくなったが、やめた。サイコパスの私はつい簡単に考えてしまうけれど、フットワークは人それぞれ。正論で人は動かないことは分かっている。
別の方にも聞いてみる。
「あなたも朝起きるのと、通勤がつらいんですか?」
「今リモートなんで通勤はないですね。私は、仕事の連絡が次々に来て…その対応にすごく疲れます。」
なるほど、今風の大変さである。メッセージができる環境があるのと、メッセージをしまくるのは話が違う。インフラは充実していても、それを使う人間が無駄に使いすぎていたのでは、本末転倒である。
「コミュニケーションが、むしろ仕事の効率を下げているのではないか。」
そんなことを「上の人」に向かって言えない世の中。上司が言うことは絶対。そんなプレッシャーはまだまだ世に蔓延っているらしい。
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