鮮明なインプット
情報過多の時代には、何をインプットしないかを考えることがとても大切だ。
自分が触れる情報、ニュースや動画、本といったメディアだけではなく、どこを歩くか、誰と会うか、何を話すかなどもインプットに含まれる。
何をインプットするかはもちろんのことながら、何をインプットしないかに敏感になれば、より鮮明なインプットが可能になると私は思う。
良質なインプットには、感じることと咀嚼することの両方が必要だ。感じなければ情報を立体的にとらえられないし、咀嚼しなければ情報を吸収できない。インプットの取捨選択とはつまり、何を感じ、何を咀嚼するのかに自覚的であるということである。
これは食事に似ている。私たちは、食事から何かを感じ、栄養素を吸収している。情報のインプットもこれと同じなのだ。暴飲暴食がよくないことぐらい誰でも知っているはずだ。ところが、情報となると別ものだと思っている。
残念ながら、消化不良の情報なんて、ただ消化器官をいじめるだけで、ゴミとなって体外に出ていくだけだ。食事に気をつかうような感覚で、情報のインプットの取捨選択にも気を配ろう。
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