対話できない空気の感染
新型コロナウイルスは、どこを切り取るかでまったく意味合いが変わります。一経営に携わる者として、とても判断に苦しむ日々です。
全国的に都市部を中心に、再び感染者が増え始めています(春より増えている)。私が生活する福岡県でも、6月後半には感染者0人の日も多くあったのが、7月に入ってちらほら出始め、7月半ばからは増え続け、昨日29日にはついに1日あたりの感染者数が過去最高の101人を記録しました(あれだけ騒がれていた4月でも最高43人)。
春はある意味、容易に判断できた
春は、国や自治体が「学校休校」だとか「緊急事態宣言」など、(本質的には分かりにくいけど)表向き分かりやすい動きをしてくれたおかげで、ある意味で容易に判断ができました。
それは売上規模も大きくなく、組織も大きくなく、幸いしばらく耐えうるだけの資金繰りにも余裕が持てていたから言えることであって、たまたま「当たりくじ」を引いたに過ぎません。私のように恵まれた条件下になかった事業者は、その強制力がもたらした空気によって地獄を見たでしょう。
春を切り抜けて安泰という話ではなく、「春は判断がしやすかった」という話を私はしているだけです。トップダウンで気が楽だったという話で、業績は別。春からの流れで、じわじわと首が締まっている事業者は多いと思います。
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