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脳内議事録

認識の解像度を上げるための思索の旅の記録です。エッセイ、トーク、音楽などさまざまなかたちで頭の中を晒しています。…本音は傷つく、高くつく。
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2020年11月の記事一覧

仕事とは名刺交換である

仕事とは名刺交換である

「あ、うえみずさん!ちょっと…ごあいさつだけでもさせていただきたいんですが。呼んできますので少々お待ちください」

何のこっちゃ。別件で訪れた大手企業のオフィス前で呼び止められた。私のようなどこの馬の骨かも分からん人間に、誰かをおつなぎしてくれるらしい。

しばらく待っていると、見るからにインテリ風のお兄さんがやってきた。忙しいのか何となくイラ立っているのが分かる。

よく分からないけど、名刺交換

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キーワード探しはナンセンス

キーワード探しはナンセンス

何ちゃら専門家がウジャウジャしている昨今。皆、何者かであろうと必死になっているように見える。

ポジショントークで安心インターネットが主流の今、検索に引っかかるキーワードを持っていなければ勝負にならない。キーワードなしにインターネットの世界には存在しないも同然だ。何かの専門家でないと価値が認められづらい世の中である。

反対に、何かのキーワードをもって専門家としてのポジションが取れれば存在レベルで

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スマホで時間を見ることは、4倍の労力と意識の占有を許しているということ

スマホで時間を見ることは、4倍の労力と意識の占有を許しているということ

「今何時だっけ?」と無意識的に手首に目を向ける。

あ、ない。

Apple Watchを家に忘れた。

実は時間をよく見ている時間に縛られて生活をしている人は、よく時間を見ている。

たとえば、誰かとのアポイントが発生するような仕事をしていれば自ずと時間に合わせて行動することになる。私に時間が合わせてくれるのではなく、私が時間に合わせるのだ。時間を知らないわけにはいかない。

Apple Wat

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民を救いたい系

民を救いたい系

世の中には、民を救いたい系と呼ばれる人たちがいる(いや、私が勝手にそう呼んでいるだけだが)。

エゴが炸裂した状態社会課題の解決を心から信じて活動する人であったり、何か困っている人々を助けたい人であったり。テーマや現れ方はそれぞれだが、民を救いたい系の人たちに共通するのは、救う対象が不特定多数の誰かであることだ。

道端で倒れている人や自分の子どもなど顔の見える特定の誰かを救いたい気持ちなら、多く

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「どうすればよいか?」という問いについて

「どうすればよいか?」という問いについて

「では、どうすればよいか?」とはじめから解決策を考え始める人が多くておどろく。

課題を解決したくて仕方ない気持ちは分かるが、気持ちが先走って盲目的になっていることに気づいていない。そもそも課題が何かを理解していない人間が、課題解決なんてできるはずがないではないか。

感情が答えを急ぐ人間の感情は思考を阻害する。良い意味での動物らしさも悪い意味での動物らしさもここに集約される。瞬発的に結論を出そう

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嫌いは相手、苦手は自分

嫌いは相手、苦手は自分

世の中を眺めていると、やたらと憎悪が渦巻いている。嫌いな人に対してエネルギー(もっと言うなら限りある生命)を費やしていることに気づいているのだろうか。人生がつまらないことに埋め尽くされてしまわないことを願う。

何度かここにも書いてきた気がするが、私には嫌いな人がいない。別に、聖人君子ではない。

「嫌い」はないのだが、「苦手」な人ならいくらでもいる。

嫌いと苦手嫌いと苦手は本来分けて考えるべき

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独学以前

独学以前

生涯学び続けることが義務付けられていると言っても過言ではない、人生100年時代を私たちは生きている。

6分義務教育は15歳で終えてしまった。手取り足取り先生に教えてもらい続けることは、大人にとって現実的ではない。自分で学ぶ。独学が必須である。

余暇の時間も普通に本や動画で学んでいるんじゃないか。そうでないと仕事のアウトプットの質は上がらない。昨日の繰り返しが通用するとでも思っているのか。そんな

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24時間の中に取り入れたい習慣

24時間の中に取り入れたい習慣

昨日、記事の毎日連続投稿に穴をあけてしまった。

前回、前・中・後編に渡る記事を書いたことで、数日分のストックができた。余裕にかまけて2日ほど書かなかった。結果…3日目も書くことはなかった。

共同生活と家事 (中編)

共同生活と家事 (中編)

誰かと一緒に暮らすということ。共同生活と家事は密接に絡んでおり、適切なバランスを保たなければ不満になりやすい。多くの既婚者の話を聞いた結果をまとめると、家事への不満は、①そもそも家事をしない。②たまにやったかと思ったらクオリティが低い。ということらしい。

前編では、それが起こる背景と課題を見てきた。中編では、「①そもそも家事をしない」について私自身の事例を交えながら考えていきたい。

前編はこち

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共同生活と家事 (前編)

共同生活と家事 (前編)

誰かと一緒に暮らすということ。

未婚カップルの同棲、結婚後の同棲(これ何ていうの?)、シェアハウスなどでの共同生活など、どのような背景であれ家事がくっついてくる。

他者との共同生活は家事と密接に絡んでおり、適切なバランスを保たなければ不満だらけの生活になりやすい。

家事への不満既婚者の話を聞いていると、特にパートナーの家事へのコミットメントの低さに不満を感じている例が多い。圧倒的に女性に多い

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常識という宗教

常識という宗教

カルト教団のドキュメンタリー番組を観た。脱会者が涙ながらにカルト教団の異常性を語り、再現映像と共に検証しながら「どう思います?」と視聴者に問いかけるような構成の番組だ。

どこから見て異常か下腹部に焼印を入れられ教祖の性奴隷にされるセックス教団であったり、信者の子どもを馬車馬のようにタダ働きさせ搾り取る強制労働教団であったり。

「普通の」生活をしている我々にとっては異常な世界観でしかない。ただし

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好き嫌いの解像度

好き嫌いの解像度

突き詰めると、あらゆる物事は好き嫌いで判断せざるをえない。ある程度の解像度を超えた人間はみんな知っている。

「好きか、嫌いか」

ところが、ある程度の解像度に満たない人がこれを採用しようとすると痛い目にあう。深く考えたこともなく「好き」とか「嫌い」などと平気で言い出す。昨日嫌いだったことが今日そこそこ好きになったというような、ただの気分に左右されただけの好き嫌いで物事を判断することになる。確かに

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知のDIY精神

知のDIY精神

「DIY」とは、Do It Yourselfの略である。「自分でできることは自分でやろう」という理念のもと、他者(業者など)にやらせるのではなく、自身で何かを作ったり、修理したり、装飾したりする活動のことを指す。

知という名のデリケートゾーン家具や家のリフォームなど、モノをDIYすることは一般にも浸透している。

ところが、「知」となると途端に既製品におんぶに抱っこになる。他人の言葉をドヤ顔でペ

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愛とビジネスと投票券

愛とビジネスと投票券

お金を交換券ではなく、投票券として考えてみたい。別に新しい考え方でもないが、意識的にそう考えてみることでお金の使い方にもっと自覚的になれる。

お金という名の投票券商品を売りに来た営業マンと会話していると、「商品の紹介は分かった(資料で十分)。ところで、君のこと、会社のことをもっと教えてくれないか」という気持ちになる。

商品を買うときには商品だけを検討するわけじゃない。どんな商品をどんな会社の誰

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