- 運営しているクリエイター
2020年10月の記事一覧
隣の芝生はどうでもいい
人間は比べたがる生き物だ。しかし、比べたところで一体何の意味があるのだろう。そもそも世の中の大半の人は、比較研究の方法を学んでいるわけでもないので、比較対象を間違いまくっている。
比べても意味のないような相手と比べて、勝手に気分を上下させている。病気と言って差し支えないのではないか。
誰の視点私は自己評価として「だらしない体型」だと思っている。筋力がなく、おじいちゃんみたい。もっと引き締めたい
アウトプットという名の残りカス(前編)
生物はインプットとアウトプットを繰り返している。インプットとアウトプットを繰り返すのが生物なんじゃないかと言わんばかりに。
インプット・アウトプット星人食事を摂ると排泄する。酸素を吸って、二酸化炭素を吐く。インプットとアウトプットによって生命が維持されている。
例にもれず、人間も同じである。同じであるどころか、呼吸や食事など物理的なサイクルだけでなく、情報のインプット・アウトプットにも忙しい。
苦から逃れるモチベーション
いつもなら休日にサウナに出かけるが、何となく平日の仕事終わりにサウナに行こうと思い立った。
私の行きつけのサウナは、わざわざ電車に乗って行かなければならない距離にある。そこまでして行きたい私のこだわりの場所である。
18:00。ウキウキしながら駅のホームへ。自分が世間知らずであることを思い知らされるとは知らずに。
やってもみずに否定しない!秘密結社、はじめました
昨晩、友人とZoomで話していた。オンラインのコミュニケーションもすっかり自然になったものだ。
哲学を学び合うコミュニティをつくりたいと考えているのだが、なかなかピンとくるアイデアが湧かず保留中。じっとしていても仕方ないので、最近は実験的に読書会をやっている。
昨晩は、読書会の実験第2回目。それぞれおすすめの本を紹介し、それを素材としながら自由にディスカッションするという方法で実施してみた。
カフェイン中毒になった
私の日課は朝、コーヒーを飲む。昼、コーヒーや緑茶を飲む。夜、緑茶を飲む。カフェインまみれの生活を送っている。
カフェインについては「夜は控えたいな」とか、せいぜいそれぐらいしか考えたことがなかったが、強制的に見直さなければならない出来事が起こってしまった。
午後遅く起きた休日、午前中はゆっくり半身浴をして、午後はリビングで読書をしていた。コーヒーを片手に。
コーヒーがなくなっては注ぎ、なくな
アニメを観るのをやめた理由
いつ頃からか、アニメの話をする人が周りにも増えた。私が小学校や中学校の頃は、アニメについて熱っぽく語る人はいなかった。
マンガが人気だった小学校当時は、マンガの話をしている人が多かった。週刊少年ジャンプが発売された次の日は、だいたいジャンプの話で持ちきりだった。
私は、絵とセリフが頭に一緒に入ってこないとか、効果音まで読んでしまうとかでマンガを読むのがとても苦手で、みんなの話にはついていけなか
カジュアルにさようなら
人付き合いを素直な気持ちでやろうと思うと、付き合う人は変わり続ける。
自分の頭で考えておらず、 かつ環境に変化がない場合を除いて、付き合う人は変わり続ける。
もしそうでないなら、互いの認識のアップデートが同じように起こるという奇跡が続いているか、どこかに惰性が入り混じっているかだ。
内側だろうと外側だろうと環境をよく変える人は付き合う人もよく変わる。これはとても分かりやすい。単純に、近くにい
異質なものと危険なもの
朝からアポイントが入っていた。電車内、座席は埋まっていた。つり革につかまり立っている乗客もいた。それにも関わらず、一箇所だけ空いている席があった。
優先席だ。比較的広めの優先席に、1人の男性が座っている。隣には随分スペースが空いている。周りには人がいない。
優先席とは、高齢者・障害者・体調不良者・妊婦・子連れの方などの着席を優先する席である。
半径15メートル以内に誰もいない。優先されるべき
信じるでも信じないでもなく
誰かのことを「信じる」というけれど、一体何を信じているのだろう。全体的にボヤッと信じているのでは、ただの盲目ではないか。
「Apple製品なんだからさぞかし物が良いんでしょう」と、SNSやNetflixぐらいしかスマホに用のない人がiPhone 12 Proを買おうとする。これでは、あきらかに割高である。社会から見てAppleのクオリティが高いのは確かだが、個人にとってそのクオリティがマッチして
ブレる、定まる、凝り固まる
人はブレブレなところから始まり、だんだん凝り固まっていく。
まだ態度や考えが定まらない若い頃は、ジェットコースターのように揺れる。
揺れるからこそ受け取れる美もある。恋にも落ちる。泣く、笑う、疲れる。
経験とともに経験を重ねるうちにブレは自然と小さくなる。
たとえば、稲妻に打たれたような恋には落ちにくくなる。定まってくる。一定の年齢を重ねても、一目惚れしまくっているような人のそれは、おそら
意識を意識してみたら肉体が迷子になった
スーパーファミコン(スーファミ)で遊ぶ、そんな小学生時代を過ごした。
友だちの家に6人ぐらい集まって、ゲームを交代でプレイする。コントローラーは2つしかない。必然的に待ち時間の方が長くなるのだが、観ているだけでも楽しかった。
粗い解像度に没入した寒い冬のある日、友だちの家でスーファミのマリオカートをして遊んだ。解像度の粗い二次元の画面に、私は没入していた。プレイしているキャラクターに自分を憑依