日焼け後アフターケア徹底解説!症状別対処法&おすすめ商品
日焼け後に肌に赤みが出たり、痛い、かゆいと感じたりするときは早めのアフターケアが大切!紫外線を浴びてから約72時間後には、シミの元となるメラニンが肌に定着し始めると言われているからです。状態を悪化させないための対処法を症状別にまとめたので参考にしてみてください。ケアに使えるおすすめのアイテムも要チェック!
赤い日焼けのアフターケアは?
まずは冷やして、その後たっぷり保湿をしましょう!日焼け後の赤い肌は軽い火傷のような状態。放置すると皮がめくれたり水ぶくれになったりすることも。色素が沈着して肌が黒くなり、シミの原因にもなります。また、紫外線を浴びると細胞が水分を作る力が弱まり乾燥しやすくなるため、失われた水分をしっかり補うアフターケアが必要です。
まずは、濡れタオルや保冷剤で肌を冷やして炎症の進行を止めることが第一。長時間冷やしすぎると凍傷になる危険があるため10~15分ほどを目安にしましょう。日焼け後の肌はかなり敏感。ジェルがついている冷感シートや美容成分入りのシートマスクで冷やすのは、刺激になるので避けた方がベター。
日焼けが広範囲の場合は水風呂に浸かったり、冷たいシャワーを浴びたりするのも効果的。シャワーの水圧は弱くして、なるべく肌へ刺激を与えないように注意しましょう。
赤みや火照りが落ち着いたら次は保湿です。化粧水や乳液を塗るときは、叩くようにパッティングせず、コットンや手のひらで優しくなじませましょう。たくさんの化粧品を使うことも、肌への摩擦を増加させるため、美容液やパックは肌が落ち着いてから再開することをおすすめします。
痛い日焼けのアフターケアは?
痛みがある場合は、”低刺激性”のスキンケア用品で保湿しましょう!日焼け後の肌が、赤いだけでなくヒリヒリと痛い場合は、より強い炎症を起こしている状態です。肌のバリア機能が低下し非常に乾燥しやすくなっているため、普段どおりのスキンケアも刺激になってしまうことがあります。
保湿をする際はアルコールフリーや無着色・無香料など、低刺激性のスキンケア用品を使いましょう。化粧水や乳液で保湿したあと、水分蒸発を防ぐためにワセリンを塗るのもおすすめ。ワセリンは不純物をほとんど取り除いて作られています。そのためアトピー肌や赤ちゃんの肌にも使用できるほど低刺激なのだそう。少量のワセリンを手のひらで温めながらのばしたら、軽く押し当てるように塗りましょう。
日焼けのアフターケアとして美白化粧品を使用している人も多いかもしれません。しかし日焼け後すぐの肌に美白成分は刺激となり、さらなる炎症を招く可能性があります。美白化粧品は、肌の回復を待ってから使う方が効果を期待できるでしょう。
日焼けで肌が痛いときに自分でできる対処法をご紹介しました。ただし強い痛みを感じる場合は、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
皮むけ日焼けの対処法は?
日焼け後に皮むけが気になる場合の対処法は、無理に皮をはがさないことと、新たな日光ダメージを防ぐことです。皮むけは主に、肌のターンオーバー周期が急速に早まることによって起こります。紫外線によりダメージを負った表皮細胞を表面に押し出し、修復しようとしている状態です。
「かさぶた」と同じく、無理やりはがすと未熟な新しい皮膚も傷つけてしまう可能性があります。シミや色ムラが残り綺麗に治らないかもしれません。皮が自然にはがれ落ちるのを待ち、無理にはがさないようにしましょう。
日焼け後の肌は炎症を起こしバリア機能が低下しているため、かゆいと感じやすくなります。しかし掻いてしまうのはNG。我慢できないほどかゆい場合は、皮膚科でかゆみ止めを処方してもらいましょう。皮むけ箇所をできるだけ触らないようにすることが大切です。
また、未熟な表皮に強い日光が当たると、再び炎症が起きたり色素沈着が起きやすくなったりします。皮むけがある場合は、紫外線が多い時間帯の外出は極力控えた方がいいでしょう。外出する際は、普段より念入りに紫外線対策をおこなってください。日焼け止めはもちろん、日傘やサングラスを活用したり、長袖の衣服を着用したりしましょう。
日焼け後にぶつぶつが出た場合の治し方は?
日焼け後の肌にぶつぶつができている場合は、早めに皮膚科を受診することをおすすめします。長時間日光の下にいたのであれば、日焼けが原因でぶつぶつが現れることもあります。しかし、短時間しか紫外線に当たっていないのにぶつぶつができた場合は「日光過敏症」かもしれません。
日光過敏症とは、紫外線や光に対して皮膚が過敏な反応を起こし、ぶつぶつや湿疹が現れる症状のことです。一般的な日焼けとは違い、病気の一種で「日光アレルギー」や「日光蕁麻疹」とも呼ばれています。スキンケア用品や食品、薬などに含まれる物質が、太陽光を浴びることで変化し症状を引き起こすとされています。
原因によって治し方もさまざまなので、自己判断での対処には限界があります。セルフケアで様子を見るのは症状が軽い場合のみに留めておきましょう。その場合は、まず肌をしっかり冷やしてたっぷりと保湿をしてください。
ただし、数日経っても症状が治まらない場合は、速やかに皮膚科を受診して医師の判断を仰ぎましょう。日光ではなく、ヘルペスなどのまったく別の病気である可能性もあります。原因に合わせた適切な治し方を教えてもらい、薬を処方してもらうのが安心です。
アフターケアにおすすめの3アイテム
ここからは、「冷やす・保湿・低刺激」の観点でおすすめのアイテムを3つご紹介します。アフターケア用に常備しておくと「うっかり日焼け」のときでも安心ですね。
ハトムギ化粧水(ナチュリエ)
日焼け後の敏感な肌にも安心な、アルコールフリー、無着色・無香料で低刺激な商品。リーズナブルで大容量なので全身にバシャバシャとたっぷり使えます。さっぱりとして着け心地が気持ちいいのも嬉しいですね。
スージング&モイスチャーアロエベラ92%スージングジェル(ネーチャーリパブリック)
優れた保水力を持つアロエベラをはじめ、3種類のボタニカル美容成分やヒアルロン酸を配合した保湿ジェル。ひんやりと冷たいジェルがスーッと肌になじみ使いやすいです。冷やしながら保湿してくれるので、日焼け後のケアにぴったり!
ベビーワセリンMソフト(健栄製薬)
日焼け後の敏感な肌を、水分蒸発や刺激から守ってくれるベビーワセリン。無香料・無着色、防腐剤なしで肌に優しい商品です。従来のワセリン製剤と比べても不純物が少なく安心して使えます。ソフトタイプなので塗りやすく、摩擦を軽減できるのも嬉しいポイント。
日焼け後は正しいアフターケアを
日焼け後のアフターケアは、まず冷やして、たっぷり保湿して、刺激を与えないことが何より大切。自宅で簡単にできる対処法ですし、紹介したアイテムもドラッグストアなどで手軽に購入できます。
赤みや痛みなどの症状が出てしまっても、正しい方法でアフターケアをすれば、悪化を抑えることができます。また、メラニンが生成される72時間以内にすばやく対処することが重要。肌が黒くなったり将来シミになったりするのを防ぐためにも「日焼けしたらすぐに」ケアしましょう。
皮がむけたりぶつぶつができたりすると、不安になることもあるかもしれません。症状がひどい場合はセルフケアにこだわらず、すぐに皮膚科を受診するようにしてくださいね。
目に見えて症状が出ていなくても、肌は紫外線によるダメージを受けている可能性があります。少しでも「日焼けしてしまったかも」と思ったら、早めの対処を心がけましょう。
日頃の日焼け対策を無駄にしないためにも、紫外線を浴びたあとのアフターケアを味方につけて、トラブル知らずの美肌をキープしましょう!