ずっと真夜中でいいのに。「鷹は飢えても踊り忘れず」LIVEレポ(2022/4/16-17) ※1日目
ずっと真夜中でいいのに。のLIVEに参戦してから、数日経ち、ようやくクールダウンできたので、徒然なるまま感想を記していこうと思います。
私自身は2020年の初め、「君がいて水になる」を友人から勧められ、ずとまよを聴き始めました。その後、オンラインライブ(NIWA TO NIRA)で完全にハマり、2020年11月のやきやきヤンキーツアー炙りと燻製編@東京ガーデンシアターでリアルなACAねさんの圧倒的歌唱力、演奏隊の迫力に圧倒され、虜になりました。
その後は、温れ落ち度@幕張イベントホール両日、全国ツアー(果羅火羅武)にも石川、広島、大阪公演に参戦、3月にはZUTOMAYO PLUGLESSに参戦し、今回が8回目(9回目)のライブ公演になります。
さて、需要のない話はここまで。本題にいきましょう。
今回のLIVE、「鷹は飢えても踊り忘れず」は、なんとさいたまスーパーアリーナ。泣く子も黙る、ライブ会場です。(デビューから4年で足らずなのに…すごい)
1日目 [day1 "memory_limit = -1"]
Z FACTORYという今回のライブタイトル通り、セットは工場をテーマに作られていました。あいにく、私はステージにかなり近いスタンド席だったので、正直全貌はよく見えなかったのですが、開演前、工場作業でよく見かける(イメージ)火花も時々出ており、いよいよライブが始まる!という高揚感とともに、セットを(横から)見つめていました。
1曲目:眩しいDNAだけ
やっぱり、この曲は何回聞いてもいいですよね。特にラストのロングブレスを生で聞くと、鳥肌が全身に立って、「俺は今ライブにきている!!!」と一瞬で高まります。
2曲目:ヒューマノイド
ヒューマノイドの時、緑と赤のレーザーが暴れ狂う演出、めっちゃ好きなんですよねぇ。特に今回はしゃもじペンライト(緑)をファンが装着していたので、いつも以上に「ヒューマノイド」味があって、最高でした。
3曲目:勘冴えて悔しいわ
言うまでもないブチ上げ曲。既に全身でしゃもじを振り回しております。「一人を竹刀で」の時に、腕を「しないで」と振るACAねさん、ほんと可愛い。
4曲目:マイノリティ脈絡
ずとまよの曲は全てがライブ映えするので、中々比較は難しいですが、マイノリティ脈絡が1番映えると思う方、結構多いのではないでしょうか。かくいう僕も、その一人で、「マイノリティ脈絡」のエネルギーを全身に浴びることで、日々生きていく上で必要な活力を補給しております。
サビ前のアンニュイな雰囲気から、サビ以降の爆発力の流れってジェットコースターと通じるところがあると思うんですよね。「来るぞ来るぞ…」と思いながら、頂上にゆっくり登っていき、サビになると、一気に超スピードで進む感じ、似てると思いませんか。
序盤で来ると思ってなかったので、一瞬驚きましたが、個人的には絶対に聞きたい曲の筆頭なので、セトリに入ったことに安堵しつつ、最高潮のテンションでしゃもじを振り回しております。
5曲目:ハゼ馳せる果てるまで
歌う前にMCタイム、「飛ばしすぎた….」と呟くACAねさん。思わず「可愛い…」と呟いてしまいましたが、他の方も同じことを思っていたらしく、「可愛い…」という声がやんわり会場中から聞こえておりました。
「お魚の曲」とACAねさんが紹介したのち、曲が始まりました。意外とライブで披露することが少ない(気がする)ので、嬉しかったですし、ここまで初期曲多めなのも、よきでした。
6曲目:違う曲にしようよ
ZUTOMAYO PLUGLESSでは披露していましたが、実質初めて見る方がほとんどのため、会場は一気に沸きました。イントロの軽快な様子からの転調については、多くのファンがハマっていると思うので、ここで言及するまでもないですが、控えめに言って神曲。何を食べたら思いつくんだろうという…センス抜群なメロディーラインに乗せて、しゃもじを振り回す。
7曲目:機械油
今回も小山さんの津軽三味線が光る。バールを持ったACAねさんが電子レンジをバコバコ叩きながら歌う姿が好きすぎる。2番のサビ前の中国語の発音が相変わらず可愛い。昨年、温れ落ち度に参戦した時、帰りの羽田空港で坦々麺を食べたのを思い出す。
8曲目:彷徨い酔い温度
温れ落ち度の時も、この曲がありましたが、みんなで楽しくしゃもじを叩いていると、会場全体があったかい雰囲気になるんですよね。終わった後、「一足先に夏を感じることができました」とACAねさん。こちらもです。
9曲目:夜中のキスミ
この曲も、実質初披露。(ZUTOMAYO PLUGLESSでは披露済)歌う前に、ACAねさんが、真生姜ストリングスの動画をスクリーンに映してくれました。しょがストがペロペロ毛繕いするのに合わせて「ペロペロ」とアテレコするACAねさん。その声に戸惑うしょがスト、それを微笑ましく見るファンたち。元々、この曲はしょがスト目線の曲なため、いい導入になっておりました。昭和感のあるこの曲はやっぱりいいですねぇ〜。
⇩最後の方でしょがスト見れます
https://twitter.com/zutomayo/status/1516357563700297730
10曲目:MILABO
イントロ流れた瞬間、跳ね上がり、「Bow!」に合わせてしゃもじを掲げる。もうライブの定番曲ですね。いやー最高。
11曲目:脳裏上のクラッカー
これもまた定番曲、絶対にライブで聞きたい曲の筆頭ですよね。特にラストのアレンジ、ロングブレスはおしゃれすぎてほんとにやばい。人間を超越した歌唱力に感動して、もうほとんど僕の脳は溶けています。
12曲目:Dear Mr「F」
恐らく、今回のライブの最大の見どころだったんではないでしょうか。セットの左中段あたりにある、電話ボックスにACAねさんが入っていきます。歌う前にACAねさんがこの曲の背景を話してくれました。周りについていこうと、合わせなきゃと努力したけど、ついていけず、孤独に包まれていた時の気持ちを歌にしているとのこと。
元々、「F」はフランケンシュタインのことを指しています。MVにも出てますね。ご存知の通り、フランケンシュタインは悲しい怪物で、人間に虐げられている存在です。人間に近づこうとしても避けられる存在です。ACAねさんは、当時、自分自身の姿をフランケンシュタインに重ね合わせていたのかもしれません。
路上ライブをしていた5年前に掲げた、「5年後にはさいたまスーパーアリーナでライブできるようなアーティストになる」という目標を見事に叶えたACAねさん。
電話ボックスに入り、お金を入れて黒電話の要領でダイヤルを回すACAねさん。受話器を取り、電話口で話すように歌う姿に、「よくここまで頑張ってきたね」と本当に心の底から思いながら聴いていると、自然と涙が出てきました。感情を深く深く抱えたディアミスは、儚くも美しい曲。このライブに来れて本当に良かった。そう思える瞬間でした。
13曲目:正しくなれない
ディアミスの流れで歌ったこの曲、我々は先程の流れで座ったまま聴いています。温れ落ち度の時、この曲を歌う前に「言い切った正義は嫌いです。だからそれを研究していきたいし、考え続けていきたいです」」と話していた時のことを思い出します。
14曲目:お勉強しといてよ
さて、ここで流れは一変。みんな大好き「お勉強しといてよ」です。個人的には、ずとまよ最高傑作だと思っています。TV drumの音好きすぎる。
15曲目:ミラーチューン
ライブ10日前くらいの新曲と思わせない、ファンのリアクション。元々、ライブで盛り上がる「キラーチューン」をもじったこの曲ですが、まさに「キラーチューン」な「ミラーチューン」
初めてライブでやるのに、「3・2・1」でタイミングよく振り落とされる我々のしゃもじたち。サビとかもうテンション上がりまくり。何よりも、スクリーンの映像演出が可愛すぎる。「LEVEL UP」で、我々のテンションは最高潮へ。
(合間の「ミラチュッ」が可愛すぎた・・・)
今後、ライブのブチ上げ定番曲になること確信しております。
16曲目:あいつら全員同窓会
はい、こちらも皆さん大好き、同窓会ですね。温れ落ち度の時はまだ未発表だったので、しゃもじを振るだけでしたが、果羅火羅武の際は、サビでの「うねうねジャンプ」が定番に。今回もみんなで全力でしゃもじ振ってジャンプしてしゃもじ振ってを繰り返す。ファンでさえ、曲が終わった後、「はぁ…はぁ…」と息が荒くなっているのに、ジャンプしながらこの曲歌い切るACAねさん、、、どうなってるの、、、
17曲目:秒針を噛む
原点にして頂点。「(このまま)奪って隠して、忘れたい」のしゃもじ叩きは圧巻。今までもやってきましたが、今回はさいたまスーパーアリーナ。音量が凄まじく、ACAねさんもご満悦の様子。クレッシェンドも見事にみんな対応できて、ACAねさん嬉しそうでした。早く、みんなで合唱できる日が来て欲しいものです。
18曲目:Ham(アンコール)
アンコールの一発目はHam 隣のファンがHamだと気づいた瞬間、「キャッ」と思わず叫んでいました。分かります、僕も大好きです。最高ですよね。「おはよう、おつかれ、今日電話していい?」って言われたいです。いつもよりも甘めのトーンから入り、サビでは力強い感情の吐露。
(この曲、もっとMVの再生回数多くていいと思うんですけどね。)
19曲目:サターン(アンコール)
ちょっと重めなイントロからのダンスパートへの切り替え
何回聞いても曲中の感情の振り幅に心が揺さぶられます。
20曲目:正義(アンコール)
最後は正義!結構ライブの際はマイノリティ脈絡とセットで会場をぶち上げることが多いこの曲ですが、今回はラストで登場です。サビで会場は最高潮!いつものラスサビ前の一言、なって言ってたか忘れてしまいました。覚えてる人、教えてください。ラストのロングブレスは相変わらず、人間を超越した声量。最高すぎる。
(最後)
最後は、ベルトコンベアーに乗って商品のように帰っていくACAねさん。完全にニラちゃんの人形のように「出荷」されていきました。可愛い。
また、終演後には、新曲「夏枯れ」も告知も!映画「雨を告げる漂流団地」の主題歌と挿入歌を担当することになったらしいです。映画の内容も面白そうだし、見に行こうっと!
(まとめ)
間違いなく、ずとまよ史上最高に盛り上がったライブだったのではないでしょうか新しく販売されたしゃもじリングとても良かったですねー。会場全体が緑色になり、ライブの冒頭ACAねさんも喜んでいました。
また、今日のテーマ "memory_limit = -1"はプログラミングコードで「メモリの開放」という意味とのこと。感情も記憶も全開放して最高に楽しめました。
また、かねてより少し問題になっていた、曲中の過度なしゃもじ叩きですが、今回から曲中、スクリーンでしゃもじ信号が点灯されるようになりました。そのサインに合わせてファンが楽しんでいたので、とても良い試みかと。
光るしゃもじリングの登場により、しゃもじを振る意義が出たので、ナイス判断だと思います。
なるべくシンプルに、ライブであった事だけを書こうと思っていたのですが、既にここまでで4400文字になっています。果たして、ここまで読んでくれた方はいるのでしょうか。笑
2日目に関しては、また別のページで書こうと思います。
読んでいただいた方、ありがとうございました。
「ここも良かったよー!」とか「俺も(私も)ここ好き!」とかあれば、自由にコメントしてくださいね。
2日目の様子はこちら↓
https://note.com/y_toratora/n/n52e6ce7e6682
※会場内の写真はACAねさんのInstagramの写真を借用しています。
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