電脳断捨離実行録③
必要なものを選別する前に全体構造を考えよう
リストアップを詳細にすることにすべてのリソースを割いていたら他の何事も進まないので、並行して全体構造についても考える。
手始めにどのようなウェブサービスにも必要なメールアドレスについて考えていくことがはじめの第一歩のハズ。運用方針も決めていこう。
まず、メインのメールアドレスがいる。
痛アドレスではなく極めてオフィシャルで社会的な中の人専用のが要る。
英語もろくに勉強もせず、
ルシフェリアは深淵より光を眺め求める罪を犯す
などという世界観を自己満足メールアドレスではない。そういったものは高校を卒業するあたりで当たり障りのないメールアドレスがいる。
すぐ使うかどうかじゃなくて、いる。絶対にだ。
対外的に少しかしこまった自分と社会を接続するメールアドレスが必要なのだ。大人になってから現実世界で知り合った方や仕事上のお付き合いをする方々に対して黒歴史バンザイの変なメールアドレスでやりとりするのはドレスコード違反みたいなものである。
考えてみてほしい。
「ゼミのレポートのファイル見せてくれん?」とか言って送ってもらった大学同期のメアドが
「luciferia-darkside-look-at-lights-so-guilty.あっとまーく」(仮)
だったり、会社の同僚から「いつもお世話になっております」というメールが上記のメアドで届いたときのことを。
現在求職中だったりもするし、これまでも使う予定がなくメールアドレスなんて必要になった時点でつくればいいじゃーん。この先も、そういうのがない世界で生きていく。だからいいじゃーん。
ではないのだ。
僕はいま、僕を説得している。
他の誰でもない、怠惰な僕を全力で説得している。
生きている今日が一番若いんだから、今さらでも作るべきなのだ。
サブメールアドレスが必要かもしれない
必死の説得に成功したので、社会人としてのオフィシャルメールアドレスを作る方向で万事解決!
正しい考え方か分からないが、オフィシャルプライベートメールアドレスに何でもかんでも色んなところから雑多にメールがきていいのだろうか。
お店や通販サイトやカードの請求やなんかの様々なメールがわんさか届いていいのだろうか。僕は嫌である。
仕事系フォルダ | メール本文表示エリア | プライベートフォルダ
みたいな感じの画面で、だいたい左側にあるタグやフォルダが反対側にもあって、そこをクリックすればいいとか、スマホだったら、仕事ボタンとプライベートボタンがあってプライベートはパスワード要求されて解除したら受信ボックスが背景から変わるみたいなものならいいけれど、現状のデザインだとあまり一緒にしたくない。
いまじゃLINEとかメールじゃないツールでやりとりするんだからいいやん。という心の声も聞こえるが僕の価値観では分けたい。大量のメルマガやお知らせメールに仕事のメールが埋もれて困ったことになるのは避けたい。ビジネス以外で重要度が高いメールが来るのは、銀行・通販の発送だろうか。このふたつをプライベートにいれて管理努力義務を怠らなければいい。
重要度の高い登録初日のやりとりなんかは、星でもつけて手動とかでフォルダにいれておけばいいだろうし。そうすれば残したいメールを一斉削除するときに「うわぁ!」と言わなくていいかもしれない。
社会的中の人オフィシャルメールアドレス+サブメールアドレス
これがあればいいということか。
でも、サブメールってひとつでいいんだろうか…。
僕が小遣い稼ぎでやっていたアンケートサイトなんかも、大げさに言えばマネタイズってやつなので、主たる職種が定まっていないいまは、まぁ、ある意味においては副業みたいなものでもある。
副業先からのメールがプライベートやサブアドレスにくるのもいいれど、これもまた変えておいたほうがいいような気がする。管理が面倒くさくなるけれどマネタイズ(プチ副業)専用メールアドレスがあってもいいように思う。やらなくなったらここから登録している全部を解約して、アカウントも消せばいい。使用するサービスをエイリアス機能で分けておけば、どのサービスからメアドが漏れて迷惑メールが来たかってのもあたりがつくかもしれない。そういうのがわかっていれば関連サービスとのお付き合いの仕方も変えることができる。そこから重要度が増していけば信用度のランク分けみたいなものができるかもしれない。
サービスごとにアカウントを変えて色々やるよりは便利っぽいし。
結局中の人のメールアドレスは…
・メインメールアドレス
・サブメールアドレス
・第三のメールアドレス
の、3つのアドレスが必要だということになる。ちなみにさっきまでの使用目的は感覚的なことだったので、運用目的を整理していく。
重要度の低い第三のメールアドレスについて考えよう。
脳内イメージでの位置づけとしては集合ポストのようなものだ。
門戸は広く、結構誰でも手紙を入れる可能性が高い運用をしたい。無料のメールマガジンやお試し期間を考えるときなんかに使える捨てアド的な運用方法ができたらいいかもしれない。
ここに、副業???
おかしい。そぐわない。
第二のメールアドレスは第三のものよりも狭くしたい。重要度も増したものにしたい。つまり、玄関ポストのようなものだ。実生活だとガスや水道や電気の検針票が届いたり不在通知票が届いたりする。
電気ガス水道に不在通知…。
生活に密着した支出に関するものごとが入ってくればいいのだから、第二のメールアドレスは、電気ガス水道くらいの重要度で考えればいい。
不在通知は商品関連なので、通販サイトや百貨店、オークションサイトやフリマアプリなんかのサービスに紐付けすればいいかもしれない。
ここにきちんとフォルダ分けやタグ分けをしてマネタイズ系のサービスと紐付けしておけば、支出と収入が統合されている。
お金関係のメールはここに来ます。みたいなことにしておけばいい。
副業問題はこれでいいはずだ。もしもメルカリやヤフオク、アンケートサイトやクラウドワークスみたいな収入源系は別アドレスにしておきたいと思うならば支出垢と収入垢で分けてもいいかもしれない。
僕はそのうちそう思いそうな気がするので、アカウントだけ作って全部転送すればいい。てことはつまりこういうことか?
第二のメールアドレスは「双子」 支出アドレス/収入アドレス
ひとつふえた……。
残る第一のメールアドレスはもちろんメイン。本人確認書類みたいな、印鑑が必要なものを受け取るような重要性の高いものになる。
こう考えれば、金融サービス系のものはメインにしておいて損はないし、不動産業者さんやディーラーさんやメーカーさんとのやり取りに関してはこのメールアドレスということになるだろうか。
特徴といえば、返信が必要。
ということになる。
あ、ということはつまりこういうことになるのかもしれない。
1 メインアドレス
基本的に返信が必要。
2 サブメインアドレス
基本的に返信する相手はいない。しかし要確認。
3 サブアドレス
見たいとき見る(ROM専用)
順位づけと特徴の違いでいればこうなる。
カード会社の場合はキャンペーン情報などのマガジンも届くし、不正利用などの対応必須のメールもくる。見るだけでいいメールと対応必須のメールが同じアドレスに届くことになるのは癪だが、フォルダ分けやタグ付けで対応するしかないのかもしれない。細かく設定すればマガジンはマガジン専用のフォルダに入ってくれるかもしれない。要研究だ。
転送機能を使ってメインに緊急性の高いメールが集まるようにもできるし、サブアドレスはお金のやり取りが発生しないサービスのみの運用にすればよほどの案件でない限りは対応しなくていいはずだ。
そこに「金払え」というメールは規約の読み間違いでもない限り来ない。
今回の自問自答で得られたこと
応対>確認必須>ROMでおkの三段階で判断して分類するのはいいアイデアかもしれないと自画自賛ですが思いました。
分類指標が導き出せたのは自分の中では革命かもです。創作アカウント用のメアドも名義あたり3個や4個も作るのはさすがにおかしいことは理解できているのでネットでは名義ひとつあたり1つのメールアドレスにするのが妥当だと考えています。その名義で使用するネットサービスに関しては、その名義のアドレスで登録を行い、要確認の中の人アドレスに転送の設定をきちんとすればいいだろうと考えています。まだまだ穴や抜けがあるとは思いますがひとまずこの方向でメールアドレスの運用再編を行うことにします。
ただ、その前に現状の利用サービスに関してどのアドレスに振り分けていくのかということを決定していかねばなりません。
インターネット三千世界の道も一歩から。次回の記事がかけたら実行録本番です。「できました」を連呼していきます。