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就職先の選び方

最近就活が始まって色々考えることが多そうだね。
就活はあなたの人生にとって非常に大事だけど、それは良い会社に入るためではない。
そもそも、良い会社なんて言うのは定義が曖昧すぎて実際には何の意味もない言葉だ、と私は思っている。重要なのは、あなたの目的に合う会社に入ることだ。それはつまりあなたのライフプランに合う会社に入ると言うことだ。

もちろん、君は計画型ではないので、ライフプランと言われてもピンと来ないだろう。たぶんあなたの場合には詳細なプランを立てることは重要ではないと思う。重要なのはあなたの人生にとって、何が重要で何が重要ではないか、さらにどんなことなら努力できて、どんなことは努力できないかを知ることだと思うよ。

あなたの人生にとって重要なこと、
重要でない事はなにか?
どんなことなら努力できて、
どんなことが努力できないか?

あなたはどんな人生を送りたいだろうか?そして仕事とはどう関わりたいのか?お金を稼ぐ、ということは多分ほとんどの人が考える仕事とのかかわり方の当たり前だが、仕事にはそれ以上のものもある。

例えば、

  • 色々な人と知り合うことができる、

  • 色々な経験ができる

  • 仕事を通じて、感謝されたりする。

  • 自分の専門性を高めることもできる。

  • 人をリードする機会もある。

  • 問題に取り組んで解決することができる。

  • 社会に貢献することもできる。

  • 安定した仕事環境で、仕事はある程度のレベルでして、別のやりたいことに時間を費やすこともできるし、

  • 変化の激しい環境の中で仕事のことだけ考えて没頭することもできる。

  • 自由に自分の考えを表現するチャンスもあるし

  • 企業の中で自分の与えられた役割に従って指示をこなす仕事もある。

  • 毎日同じことを繰り返す仕事もあれば、

  • 毎日新しいことの連続の仕事もある

ここにあげた中で、あなたにとって重要なことは何だろう?そして重要ではないことはなんだろう?
それを考えてみたら、自分の目的に合った会社を選びやすくなる。

あるいは仕事とは別に自分の人生を考えてみるのも大事だ。

まずはどれだけ欲深く生きたいだろうか?

  • 世界を買える(変える)だけ影響力や、金を得たいか?

  • あるいは毎日着の身着気のままで、世捨て人みたいな生活を送りたいか?

  • 誰からも注目されるような人間になりたいか、

  • それとも誰からも顧みられない人生を送りたいだろうか?

まあ、ここら辺の例は極端だから、誰もがこの例の間に希望はあるだろうけど、どちらよりかという方向性を考えておくのは大事だろう。
こう言うことを具体的に考える時にお金というのはわかりやすい指標になる。考えるときにベースラインを与えてくれる。

あなたが得ている生活レベルはざっくり日本で偏差値60くらいだと考えてもらうといいだろう。上位15%というところだ。ここは、うちの家庭収入の偏差値に、あなたの大学の偏差値、先祖から受け継いだ資産、そこら辺を考えた上であなたが得ている生活水準を示したものだ。

申し訳ないけど、私はあなたに先祖から受け継いだ分残してあげられるかはわからない。この後の頑張り次第だが、ちょっと難しいかもしれない。もし親の助力なしでこのくらいの生活レベルを得たいなら、息子2名を中学から私立に入れて家まで建てたいなら、正直いうと、20代からかなり頑張った上で、さらに自立的に働いてキャリアを追求する女性(そして稼いでいる)と結婚しないと難しいかなと思う。

生活レベルは収入ー支出だから収入が低くても、支出が低ければ生活レベルは保てるし、収入が高くても、支出が高ければ、生活レベルは低くなる。
収入は、主に夫婦お互いのキャリアで決まるし、支出は、家、子どもでほぼ決まる。なので家と子どもをどうするかは大きな分岐点だ。

そこら辺をざっくり考えてみると良いだろう。

もし、子どもが欲しくて、ある程度の家に住んで、自分の人生も追求したいなら、頑張らないといけない。同じ考えを持つ人と結婚することも大事だ。人生に子どもがいることは素晴らしいことだと私は思ってる。私の人生に君たちが居ることで、苦しい時も頑張り、私自身のベストを目指して生きることができたと思う。なので、私は自分の人生に満足していて、満足度も高い。もし、君たちが居なかったら私の人生の満足度はもっと低かっただろう。(でももっと人生ゲームとしての難易度は低く、苦しいことも少なかっただろうとは思う)

色々なものを諦めれば、あなたの人生の難易度は下がり生きやすくなるだろう。例えば、子どもをあきらめれば、自分の人生を追求して楽しめるだろう。あるいは自分の人生の追求をあきらめれば、子どもも家も持て、レールの上に乗った感じになるだろう(しかし、自分のストレスはたまるかもしれない)。しかし、それではせっかくの人生面白くないのではないか?私は家、子ども、そして自分の人生の追求をしたことで、苦しいことも多かったが、楽しかったことも多かった。自分の人生を振り返ってみてそう思ってる。

もし、あなたがある程度欲深く生きようとするならば、仕事でもあるレベル以上成功しないといけない。そのために一番重要なことは自分が続けられる分野で努力することだ。

何故なら、仕事である程度のレベル以上の成功を得たいならその分野で卓越しないといけないからだ。卓越するというのは、その分野では全体を見回したときに、ライバル以上の能力を持っている、ということを指す。

最新の心理学ポジディブサイコロジーで、強みは、才能✖️努力で表現される。才能とは、あなたが比較的苦労を感じないで続けられることだ今までの人生を振り返って、努力を続けてできるようになったこと、努力を続けても上手くならなかったこと、努力を続ける気が起きなかったこと、努力をしたつもりはないのに、人から得意と言われること。それらの分野で意識的な努力を継続することで、強みが形成される。

なのであなたの才能を考えて、自分の強みになり得る分野を特定するのが大事だ。

卓越するためには、才能が絶対必要だ。なぜならば、先ほどの才能の定義にあるように、人はそれぞれ違った才能を持っているので、ある分野で努力ができても、ある分野では努力できないことがある。そのため、自分が才能がない分野を身に着けようとしても身につかないことの方が多い。

努力しないで最初からできることを才能と捉えている人が多いようだが、そんなことはおとぎ話の世界だ。才能のある人も努力しないと強みは形成できない。しかし才能がある人が才能のある分野で身に着けるスピードが、才能のない人より速いのは間違いない。そして、同時に始めたら、才能のある人は簡単なレベルをさっとできるので、得意だと認識する。さらに自分が得意だと思えばますます時間を使うようになるので、才能のある人は、きちんとその分野を特定できれば、強みを形成しやすい。

そういった人が卓越するので、卓越レベルの戦いでは、その分野で才能があることは最低条件になるケースが多い。なので、初期から自分の才能がある分野を特定していくことが重要なのだ。

なので、あなたが今迷っているのは、

あなたの人生にとって重要なこと、
重要でない事はなにか?
どんなことなら努力できて、
どんなことが努力できないか?

これが明確ではないからだろう。
まずは、そこを明確にして軸を立てることをお勧めする。
そのうえでどんな会社がいいかを考えてから実際の会社を見ていくといいだろう。

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