苫小牧西港でフェリーなどを撮影
前回は苫小牧東港・新日本海フェリーターミナルで「らいらっく」、コンテナ船を撮影したお話でした。今回は後に行った西港フェリーターミナルと他の岸壁で撮影した船についてです。
1.太平洋フェリー「きそ」
苫小牧西港フェリーターミナルへ向かいます。11時入港の太平洋フェリー「きそ」を狙います。といってもフェリーターミナルの岸壁でなく、その近くの入船公園です。太平洋フェリーのうち「きたかみ」は2日に一度苫小牧西港にやって来るので予定を立てやすいですが、他の「いしかり」「きそ」は4日に一度の入出港。休みの予定を合わせたり、天気を気にすると意外とチャンスは少な目です。
10時35分頃、見えてきました。少し風が強かった程度ですが、タグボート1隻使用するようです。またここ入船公園も午前中と午後早い時間帯は逆光。しかも船首をそのまま向けて入港なのであっという間です。
祝日なので、多くの釣り人がいました。でも逆光状態でなく順光で撮れる所を目指してすぐに車を走らせます。対岸の出光興産製油所敷地近くで、一般人もフェリーターミナルの方を向いて撮影出来る所まで行きました。
やはり順光で撮影に限ります。
2.商船三井フェリー「さんふらわあだいせつ」
商船三井フェリーのうち、「だいせつ」「しれとこ」は夕方に入港し、深夜に出港するので通称・深夜便と呼ばれています。でも今回はとにかく明るい安村でなく船体を行ける時に撮りたい。そうなれば運休日の港を狙うか、実際に乗るしかありません。深夜便は黄金週間は旅客も貨物も少ないため運休。その間どこに係船するか、AISで出発前に確認すると、苫小牧西港の中央北ふ頭、中央南ふ頭から見える場所でした。ホクレンの飼料工場の近くから撮影しました。
ここは商船三井フェリーが沖だしでなく岸壁停泊の時多く利用する場所です。
なお、「きそ」を撮影した対岸は、フェンスの隙間にカメラレンズを入れる感じになります。また入港時に回頭し、左右両方の船体を写せるのは、太平洋フェリー「きたかみ」、商船三井フェリー全部、シルバーフェリー全部。逆に出港時に回頭するのは太平洋フェリー「いしかり」「きそ」です。出港は19時ですが、夏至でも日入りが19時なので大変。更にシルバーフェリーでも「シルバーティアラ」出入港、「べにりあ」入港は夏至でも暗い時間になります。
3.シルバーフェリー「シルバープリンセス」
「シルバープリンセス」の苫小牧西港入港は16時、西日にもなるので撮影しやすい時間で、接岸前に回頭します。
しかし「シルバープリンセス」は西港フェリーターミナルの3岸壁のうち港の入口から最も遠い場所に接岸。16時には商船三井フェリー夕方便と太平洋フェリーが接岸しているので、フェリーターミナルから撮影する時は太平洋・商船三井両フェリーに隠れます。入港時に撮影しやすいのは入船公園です。
入港時。
商船三井フェリーの近くで回頭します。
ここからバック(アスターン)します。なお出港は21:15と夜間。
4.RORO船も停泊
苫小牧西港にはフェリーだけでなく、トレーラーを多く積んで関東などに運ぶRORO船(貨物船)も停泊していました。
入船公園から樽前山の方向には、茨城県ひたちなか港と結ぶ「ほっかいどう丸」が停泊。
途中JR苫小牧駅へ列車も撮りに行きましたが、途中のキラキラ公園からは、近海郵船(KYK)のRORO船「ほくと」も停泊していました。
「ほくと」の右側にはフェリー2隻(左:太平洋フェリー「きそ」、右:商船三井フェリー「さんふらわあふらの」)も見えます。
撮影には車が必要な場合が多いですが、船好きにはオススメなのが苫小牧西港。苫小牧にお住いの方や港を散歩する観光客にもぜひ注目してほしい景色があります。
ここまでご覧下さり、ありがとうございました。