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海技試験に取り組んでいる方へ①
私は2017年、新卒で入社した会社から転職しました。
しかも今までとは全く違う、これまでの経験はほとんど役に立たない業種にです。前職では船員という非常に特殊な業種の人たちの仕事を多く担当しました。その中で、なぜか自主的にやってしまっていた事が、船員の幹部・つまり船長や機関長、航海士、機関士になるための国家試験の研究でした。正式には海技従事者国家試験です。
研究して判った事は前職の必要とするであろう人にお伝えしていきましたが、退職した今、退職後にも発生する守秘義務に反しない範囲で、試験勉強で苦労しているであろう人に、私の見解を書いていこうと思います。
海技試験でも自分が多く関わったのは、1級、2級、3級の航海と機関です。3級は一部の人は学校で取得しますが、2級、1級は船に乗ってある程度の経験を積まないと取得出来ません。
海技試験は原則筆記と口述の2つがあります。このうち筆記は船に乗った経験が無くても受ける事が出来、全科目合格は15年間有効です。口述は船の学校を卒業するか、船員として乗船した経験がないと受験できません。私は船員として乗船した経験はないので、口述の話はあまり出来ません。
筆記試験についてですが、
筆記試験の勉強を始める時、まず行うべきなのは、過去10年分の問題・解答を入手し、パターン別に分類する事です。すると何年かに1回、同じ問題が出題されている、計算問題なら数字を変えただけの問題が出ている事に気づくはずです。学校によっては先生がここまで研究し、学生に伝えている所もあるようです。
しかし2016年4月から、試験を実施する運輸局がこれまで希望者には筆記試験問題を無料で配布してくれたのを断るようになりました。最近の問題を入手するには、受験した人から情報をもらうか、試験本を購入するしかなくなりました。逆に言えば2016年2月までの分は書店、古本、ネット、船の学校などで工夫すれば簡単に入手できるということでもあります。
ここまでご覧いただきありがとうございました。
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