岩手県宮古市への旅
前回は北海道知床の町・斜里中心部の道の駅を紹介しました。本日は東日本大震災から10年。震災で被害を受けた岩手県宮古市の名所を紹介します。(2018年11月23、24日訪問)
1.浄土ヶ浜
宮古市を代表する名所です。夏は海水浴場として賑わう景勝地。
1日目は夕方に訪問。
海岸は東を向いているので、夕方に夕日は見えませんが、きれいでした。
浄土ヶ浜のレストハウス。震災の前年2010年に開業しましたが、震災後2012年7月まで営業出来ませんでした。
翌朝、もう一度行きました。
高台にはビジターセンターがあります。夏季は下に降りる道路は車両はダメですが、11月なのでレンタカーで降りて行く事が出来ました。
ビジターセンターから海を眺めます。
午前中でしたが、晴天に恵まれました。
浄土ヶ浜の景色と当時運航していたシルバーフェリーのセットを狙いました。
フェリーがだんだん離れていきます。現在は休止されていますが、2018年6月に運航開始したばかりのフェリーターミナルを狙いたくて、浄土ヶ浜の前後に向かっていました。
2.宮古フェリーターミナル
岩手県沖は北海道と関東・中部を結ぶフェリーや貨物船が多く航行する海域ですが、岩手県の港に接岸するフェリーはこれまでありませんでした。岩手県や宮古市はフェリー誘致運動を行い、シルバーフェリー(川崎近海汽船)が手を挙げました。宮古港藤原ふ頭にはターミナルを新築。宮古市の港湾担当も移転しました。
フェリーが朝入港する時の様子です。
人道ゲートの他、オートバイ利用者が雨宿りしてバイク整備や荷物整理出来る施設までありました。ぶっちゃけ、フェリー会社の社員はほとんどオートバイ客にいい印象を持っていません。乗用車より固縛作業が大変なのに料金が安い、船員や港の社員への苦情が車より何倍も多いからです。その思いをはねのけて設置した岩手県は凄いです。
バリアフリー対応もさることながら、自転車利用者や通勤する人にも喜ばれる駐輪場までありました。
フェリーターミナルには売店がありました。
宮古のいかせんべいなどが並んでいました。
地元宮古で作られたドリンクも販売。
特にこのヨーグルトが好きで購入しました。
3階には見送りに使える手旗も。
1年少々で宮古撤退し、室蘭ー八戸での運航となっています。理由は売り上げの約7割であるトラックの利用が悪すぎたから。宮古市まで高速道路が整備されていれば良かったのですが、地元は道路完成よりフェリーの運航を急ぎました。旅客は6月から9月までしか需要は多くない事から、早期休止となります。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。