沖縄県下地島空港の見どころ①
前回は沖縄県宮古島にある宮古空港を取り上げました。今回は伊良部大橋を渡った先にある下地島空港・特に周辺を紹介します。宮古島からそんなに離れていない下地島に何で空港があるの?と今の感覚なら思う人もいるでしょう。でも伊良部大橋が開通したのは2015年。それまで宮古島と伊良部島・下地島との行き来は船でした。伊良部大橋は、伊良部島・下地島の住民が何十年も橋を架けたいと行動した成果です。
下地島空港はこの伊良部大橋の架橋運動にも関係していました。下地島空港は1979年にパイロットの訓練空港として建設。地元は空港建設で伊良部大橋の早期架橋を目指していました。宮古空港は滑走路が2000mと500人乗りの飛行機は就航出来ませんが、下地島空港は滑走路3000mでジャンボ機も離着陸可能。こんないい条件を生かそうと2019年に新ターミナルが開業。現在はスカイマークが定期便を、ジェットスターが臨時便を運航しています。
1.下地島空港といえばやはり17END!でも…
下地島空港の北端にある進入端を、ほぼ南南東方向(真北から170度方向)に離着陸する事から17ENDといいます。かつては17ENDまで車で行く事が出来ましたが、2019年3月より車は通行止になりました。
上記はグーグルマップを加工した図です。
空港ターミナル側の黄色文字の「通行止」箇所。でも滑走路は長いし、歩くには時間ない私は、空港で有料の電動レンタサイクルを利用しました。
空港ターミナルから電動自転車を利用したはいいのですが、実はターミナルからすぐに17ENDに行けませんでした。近道が無いのです。たまたまタクシー運転手が空港駐車場でくつろいだ所を質問出来たので、迷わずに済みました。最初のグーグルマップの黄色い線がサイクリングコースです。
車は通行止めの舗装道路を進むと、伊良部島から延びる佐和田の浜が広がっています。曇り空なのできれいに撮れませんでした。
ようやく到着しました。
晴れていればこんなにきれいです。(下地島空港ターミナルさん提供)
17ENDにはちょっとビーチになっている所もあります。時間の都合上、自転車で先には行かず、逆風でスピードが出ない状態の中、電動自転車で戻りました。
後で少し暗くなってからレンタカーで西側の通行止の箇所(グーグルマップでPマークに赤丸の箇所)まで行ってみました。
2.35END~通り池にも寄ってみよう!
空港に興味なくても下地島に来たら多くの旅行者が行くのが通り池。通り池に行くには下記の赤線で描いた道路を進みます。本土の空港の様に滑走路の下に地下通路はありません。
空港南端を35ENDともいいます。一般の旅行者は見落とすかもしれませんが、ナーイボウという浜があります。
近くは空港の端なので、空港の設備があります。
滑走路側の設備。もちろん一般の人は入れません。
航空ファンとしては耳栓をしながら、ここで飛行機の真上を撮ってみたい気分になる人もいるかもしれません。
通り池にも行ってみましたが、行った時既に暗くなっていたので、こちらも下地島空港ターミナルさん提供の写真を借用します。 ダイビングする人もいるとの事。 更に進むと、先程取り上げた車両通行止の場所まで車で行けます。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました。 次回は空港ターミナル内の売店・飲食店などを紹介します。