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成熟層向け異業種混合社会課題解決プロジェクト「REVIVE」で気付く'新たな役割'

成熟層向け異業種混合社会課題解決プロジェクト「REVIVE2021」がスタートした。かれこれ4年目の実施。

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次世代リーダー向けのリーダーシップ育成である「ALIVE」は違い、「REVIVE」の目的は'新たな役割に気づくこと'。50歳以上の企業の成熟層は、大きな環境変化に晒されている。他の世代と同様コロナや高度成長モデルの終焉に加え、企業内での立場の変化もある。それに加え、会社の70歳までの就業機会確保の努力義務の影響も今後あるはずだ。
 これらの環境の激変に合わせ、成熟層が自分自身の新たな役割を認識しそこに向けて変わっていくのをバックアップする。

ただ、新たな役割に気づくのは至難である。茹でガエルという言葉もあるが、一般的に今いる環境の当たり前や徐々に起こる変化に気付くのは難しい。一つの会社に数十年いる中で作り上げた当たり前の中にいたままで、急に変化に合わせた自分の新たな役割を気付けと言われても、言葉で言うほど簡単ではないはずだ。


では、なぜ、社会課題を異業種で解決するのが、自分自身の'新たな役割に気づくこと'につながるのか?

今回のテーマは盲重複障害児の保護者が設立した、親ならではの温かみのある障害福祉サービス事業所を10年後も継続していくこと。親御さんのお話を聞いても、利用者の支援を手伝っても、その社会が作り出した苦労を知った時に、誰もが心を動かされ、何か自分にできることがないかと感じるだろう。

ある意味同情的でエモーショナルな共感をきっかけに、なんとかして異業種のチームでこの親子のために何かできないかと課題解決提案を必死でまとめていく。

この社会の課題と異業種の2重の越境の世界に自覚的に飛び込んでいる時に、チームや自分の置かれた状況がいつもの当たり前が通じない環境でないこと・その中で自分自身の役割も違ってきていることを、リフレクション(内省)していく。

この過程で見ているのは社会の課題や異業種の他者のようでいて、他者との違いを通じて当たり前になっていた自身(自社・自分)も、実は認知しているのだ。この当たり前になってしまっている環境と自分の関係を捉え直すことをリフレクションしていくことで、体験を学びに変え、置かれた当たり前の環境と自分自身の関係を常に見つめ直すクセを持って帰ってもらう。

とは言っても、人間にとって半世紀以上生きた社会や30年余りを過ごした会社の当たり前に挑戦するのはもちろん大変難しいことではあるけれども・・・。その難しさを感じつつ、飛び込もうと言う意欲のある参加者と企業とで一緒に悩みながら、個人と会社がさらに良い関係でいるためにも、まずは今回のテーマにぶつかっていく。

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