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ビジョンを探る日々

僕は大きな力を手にしたい。この世は金だと思っている。どんなに綺麗事を並べようとも結局は金だ。金が地位を生み、権力を生み、世を支配するのだと確信している。
僕は世の中を変えたいと本気で思っている。例えば、日本の養護施設の在り方、戦争の存在などこのままじゃダメだろと思っていることを変えた。そのためには、やはり金が必要だ。

世の中を変えたいと思ったのは。高校3年生の時。一人の同級生の涙を見たとき、この人がずっと幸せだと思える世界にしたいと思った。その人は人のために涙を流せる人だった。この望みをかなえるためには、世界中の悲しみを取り除く必要があると思った。

僕の大切な人をAさんとする。Aさんには親友のBさんがいる。Bさんにも親友のCさんがいる。AさんとCさんは何の関係もない他人。例えばCさんが怪我で入院したとする。Bさんは入院したCさんを見て、悲しい表情を見せるようになる。すると、Aさんはそんな悲しい表情を浮かべるBさんを見て辛い、悲しいという感情を持つ。
これは無限に連鎖していく。Aさんが人の辛さや悲しみに涙できる人である限り、すべての人を幸せにしないといけない。戦争の映像を見て、Aさんは悲しむかもしれないから。

だから、僕の中で世界そのものを変革したいと思うようになった。
そう考え至ったのち、どうするべきかと考えた。最初は政治家がいいかなと思った。頭のレベル的には不可能に近かった。でも、政治家を目指さなかったのには学力以外の理由がある。

まず、政治家になるためにはかなりの後ろ盾が必要であり、政治家にもしなれたとしても総理大臣になるまでにはかなりの年数を費やしてしまう。それに総理になったとしても総理の一存で何かを変えることができないからだ。これではやれることが少なすぎると判断した。

次に思いついたのが社長である。Appleのスティーブ・ジョブズは会社のCEOという立場で世界を変えた。これだと思った。
世界とはビジネスである。貨幣経済が世界を支配している限り、ビジネスこそが最強だと思っている。だから、僕は起業を目指すことにした。

ここで問題がある。
僕にはビジョンがない。正確には、人が応援したり付いてきたいと思えるビジョンがない。

ビジョンは僕が何を目指しているかを示す指針になる。そして、後ろを歩く人にとっても重要だと思っている。だから、ビジョンを決めかねていて、ずっと考えている。

(986文字)

#心配すんな全部上手くいく

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