【裏話】初期設定の性別

『クレオパトラの瞳』は元々舞台作品なのですが、舞台脚本執筆時に性別が二転三転したキャラクターが2人います。

それは…

HΛLまるさん演じるハヤートと

世戸くん演じるカミラです。

ハヤートは最初男性の設定で、今のサイールのような性格でした。

因みに舞台版のサイールはもっと小悪党な感じなのですが、ドラマCD版サイールは高圧的でドSなキャラクターになっています。

逆に夢読み一族の双子の弟、カミラは最初の設定では『ガゼル』という名でカマルの姉という設定になっていました。

本当の初期設定ではガゼルとシンディバードは恋仲だったのですが、設定が変わり性別が男性になったことで、自動的に恋仲設定も無くなりました。

ドラマCD制作にあたり、製作元のEOS企画代表、橘葵さんと、舞台版とは変えて初期設定に戻して制作するかという話も出たのですが

舞台を観てくださっていた橘さんから、舞台版のままでとのオファーをいただいたので、現在の形で制作しているというわけです。

また初期設定では、井折たくみさん演じるアブドル王には正妃の他に2人の側室がいました。

ですが、アブドルの性格を際立たせるために、舞台版でもドラマCD版でも側室設定は無くし、『亡き妻を一途に愛する王』という今のアブドルが出来上がったのでした。

物語のバランスを見ても、キャストのバランスを見ても、今の『クレオパトラの瞳』が最高だと思っています。

『クレオパトラの瞳』は序章〜第二夜まで販売中です。

ご視聴の際、「このキャラ、元は男(女)だったのか…」と考えながら聴いてみるのも面白いかもしれません。