よんごひんご日記《8.12-8.18》

１２日（月・祝）
「ゆっくりしたい」って思う。今日だってそんな時間はあったし、ゴロゴロ寝転んでたし。でも「ゆっくりしたい」ってまだ思うのは、なんで。

１３日（火）
火を、久しぶりに見た。ガスの火は一瞬見ることはあっても、野生というか制御されてない火は見ることなくなった。キャンプで焚き火できるやつあるよね、買おうかな（買わない）。　人の都合でブンブン振り回された結果、静かな盆になりそう。よかった。　スーパーの惣菜コーナーに白玉団子が売ってて、どうせなら作ってみようかなと、白玉用の粉を買った。子供の頃手伝いで丸めたことある。水つけすぎてベチャベチャになったあの感触だった。みたらし風にした、美味しかった。今度はあんこで。

１４日（水）
お盆だというのに、病院。お盆だというのに働いてくれている人もいる。　歯医者のあの口を開けての治療中のときの返事問題というのが未解決のまま。「大丈夫ですか？」と聞かれれば「大丈夫です」と答えたいが、実際は「あいおーうえふ」とほぼ母音で答えることになってしまう。長い言葉はつらいので「はい」とだけ答えようとすれば、「あい」となってしまい、この歯科衛生士の女性の名前がもし「アイ」さんだとしたら、唐突に下の名前を呼んでくるヤバい患者になってしまうし。そもそも頭を動かして頷く行為に制限がかけられてるからこんなまどろっこしいことになっているので、いっそ「うん」と言ってしまえ、とやってみると「ん」としか言えない。鼻にかかった「ん゛」。「ん゛。褒美をつかわすぞ。」の殿様みたいな「ん゛」になってしまう。「バカ面で偉そうに」なんて思われてしまう。ただでさえ、頭の上から回り込んで治療してもらうとき、ちょんまげが邪魔だろうし、真っ白く塗った顔のおしろいが手について迷惑だろうに。。　そんなときはもう眉毛でも返事をする。上げるとポジティブな「ん゛」。眉間にシワを寄せるとネガティブな「ん゛」。眉は口ほどに物を言うと信じて来週もまた歯医者に行く、金色の着物を着て。

１５日（木）
母親がよく「うるさいからテレビの音小さくして」って言ってたなあ、しぶしぶ音量下げたけど、今ならわかる。「賑やか」が「うるさい」と感じてしまうようになった。同時に色んな人が大きい声出してると、砂嵐のザーみたいに聞こえてくる。　その点、BSはいいぞ、BSは。

１６日（金）
誰と戦っているのか。ほんとにそんな敵がいるのか。善と悪とふたつの心がこの体にあって、交互にせめぎ合っているだけなんじゃないのか。つまり、全部自分の話、内紛。

１７日（土）
くるり「ブレーメン」のライブ映像が公式YouTubeにあった。オーケストラとのやつ。　仕事中ラジオでジュビリー聴いて、メモして。ライブアルバム買って、このDVDも買ったなぁ。２００８年だって。

１８日（日）
左前歯を治療中で使えないから、全部の食べ物をいきなり右横の歯で噛みちぎったり咀嚼するもんだから、食事風景はさながらタスマニアデビルのようです。