よんごひんご日記《9.16-9.22》
16日(月・祝)
朝から不死鳥がテレビ出てるのを確認。超人。鳥人。 こんな時間にテレビ点けることもないからザッピングしてると、「はぐれ刑事純情派」。2002年の再放送らしい。知ってるけど観たことはない。オープニング曲がかっこいい。安浦さんたち刑事のデスクには固定電話だけでパソコンもないし、ガラケーは一瞬写ったぐらいなもんで、時代を感じる。当時にしてもちょい古めな感じで作られてたのかな。当時高校生、パカパカケータイだったなあ、夜、ワン切りし合ってたな、ワンコール。あれなんだったんだろう。
17日(火)
久しぶりの病院。レントゲンのためいつもと違うフロアへ。色んな人がいる。お母さんに付き添われた中学生くらいの女の子は何かの病気かな。腰の曲がったおじいさんは、曲がる角を間違えて、娘さんに「そっちじゃない」と怒られてて、思わず目をそらす。いろんな事情の人がいる。
18日(水)
身なりや佇まい、所作言葉遣いが上品なまさに「淑女」と話す。50年アメリカで暮らしてたと。若い頃から世界を見たくてCAになって色んな場所に行けたと。雰囲気は柔らかいが、しゃんとした背筋と艷やかなファルセットで話すさまは、高級水ようかんのような、シソンヌのじろうさんが演じているような、そんな淑女だった。 日本に戻って来て、やっぱり日本は良いと言う。ただ漢字が思い出せなくて恥ずかしい思いをすると。アメリカに行ってすぐ、YESかNOをハッキリ言うようにとアドバイスされたと。日本語のように、裏の意味があるとか、汲み取ってくれるとか、そんなのないって。それが苦労したと。そんな話、どっかで聞いたことあるけど、彼女から語られると、全部素直につるんと喉越し良く入ってきた。 10分足らずしか話せず、もっと話したしたかった。 「話したい」と「聞いてもらいたい」って違うのかな。自分のことを聞かれるのが嫌だけど、話せばなんでも受け入れてくれそうな淑女だった。聞いてほしいのかな、それで否定されたくもないんだな。
19日(木)
田んぼは色づきはじめてる。一面に田んぼが広がる好きな場所が2か所ある。いつ行こうかな、早くしないと。彼岸花の群生の公園も最近知ったし、コスモス畑の公園も。ふいのキンモクセイも楽しみ。なんだ結構楽しそうかも、秋のメニュー。 今日も暑かったけど、そろそろ夏のラストオーダー。
20日(金)
そうだ忘れてた、一番好きな季節がやってくることにうつつを抜かして。毎年、鼻の奥の突き当りの所が朝起きると痛い。飲み込むと痛い、不快感がある。去年はそれで耳鼻科に行った。はじめて鼻うがいもした。マヌカハニーもお高いやつをなめた。点鼻薬も使ってスースーなった。 あれ?どれで良くなったんだっけ?またこの季節が来た。
21日(土)
大谷さん記録ずくめ。あのホームラン後に走って1周してるときのフォームがかっこいい。高橋陽一先生の頭身だし。こうも順調だと、怪我したらどうしようって不安になってくる。悪い所にデッドボール受けちゃうんじゃかいか、次走った時足痛めちゃうんじゃないか、反動で悪いことが起きるんじゃないかって。これも思考の癖なんかなあ。
22日(日)
昼間土砂降り。能登がまた大変。 知っている人の通夜。20年近く前から知ってはいるけど、年に3度会うかなってぐらいの人。70代半ばぐらいか。今年のはじめ、数年入院していた旦那さんを看取ったばかり。数ヶ月前に話したとき、同じ小さな家族経営の難しい部分、仕事と仕事以外の境界がなくなってしんどいってことに共感してくれたのが嬉しかったです。