文章脳の腕立てふせ(第一話)
ひとつずつ、文章力の筋トレを。
言い訳から始めます。わたしはコピーライター経験者ではありますが、日本語文法に詳しいわけではなく、ましてや、文章の書き方をお教えできる人間でもありません。でも、自分自身がnoteに書き始めて、忘れていた文章技術(というより文章作法かな)があったことを思い出し、久々に気を付けて書こうかなと思った次第です。よろしければ、ご一緒にやってみませんか。見出しにあるように、一回にひとつずつ。
自分なりの禁則を作って、そして守ってみる。
禁則とは、行の頭に句読点やカッコの後ろ、また行の最後にカッコの前を置かないなどのお約束です。基本的なことは今やワードなどのソフトが処理してくれますが、ここに自分なりの禁則ルールを加えて文章を書いてみましょうというご提案です。
「 」(カギカッコ)を多用しない。
「 」は文法的には、引用、作品名、強調に使われます。この中で強調目的が曲者なのです。上の文でやってみましょう。
【元の文】
言い訳から始めます。わたしはコピーライター経験者ではありますが、日本語文法に詳しいわけではなく、ましてや、文章の書き方をお教えできる人間でもありません。でも、自分自身がnoteに書き始めて、忘れていた文章技術(というより文章作法かな)があったことを思い出し、久々に気を付けて書こうかなと思った次第です。よろしければ、ご一緒にやってみませんか。見出しにあるように、一回にひとつずつ。
【「 」を多用した文】
言い訳から始めます。わたしは「コピーライター経験者」ではありますが、「日本語文法」に詳しいわけではなく、ましてや、文章の書き方をお教えできる人間でもありません。でも、自分自身がnoteに書き始めて、忘れていた「文章技術(というより文章作法かな)」があったことを思い出し、久々に気を付けて書こうかなと思った次第です。よろしければ、ご一緒にやってみませんか。見出しにあるように、一回に「ひとつずつ」。
いかがですか。「 」を4つ加えました。すべて強調の目的です。この方がわかりやすいという見方もできますが、怖いのは、強調に「 」を使いだすと、文章脳にとってはそれが麻薬になり、どんどん使用頻度が増えてしまうことです。麻薬が効き過ぎた文も載せておきます。
【文章脳に効き過ぎた強調カギカッコ】
「言い訳」から始めます。わたしは「コピーライター経験者」ではありますが、「日本語文法」に詳しいわけではなく、ましてや、「文章の書き方」をお教えできる「人間」でもありません。でも、自分自身が「note」に書き始めて、忘れていた「文章技術(というより文章作法かな)」があったことを思い出し、久々に気を付けて書こうかなと思った次第です。よろしければ、「ご一緒」にやってみませんか。「見出し」にあるように、一回に「ひとつずつ」。
どんどん増えてしまうカギカッコ。
この文は明らかに強調カギカッコを強調しすぎですが、文章脳のどこかに、カギカッコを多用しないと決めていかないと、あっという間にこのレベルまでカギカッコの使用頻度が増えてしまいます。
(次回は!や?を使わない、を書く予定です)