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【のりたま物語】 のりたま、かけたら 二ふり目
この物語は、主人公の のりたまくん の日常を描いているフィクションです。
のりたま「ちがーう!」
のりたまは、何やら興奮している。
のりたま「こんなんじゃ、こんなんじゃ、勝てないぞ!はぁー。はぁー。」
何かと闘っているのだろうか。
のりたま「次はこれだ!」
のりたまは、テーブルに「鮪(まぐろ)の握り寿司を二貫」用意した。
のりたま「うわあぁぁぁー!どりゃあぁぁぁ!」
のりたまは、叫びながら丁寧に慎重に「鮪の握り寿司一貫だけ」に対して、丸美屋の のりたま をかけた。
その「のりたまかけ鮪の握り寿司一貫」を食べた。
のりたま「モグモグ。モグモグ。ごくん。くっそ!鮪が のりたま の邪魔してる!なんでこうなるんだ!こんなんじゃ勝てないぞ!…白ごはんに!」
そらそうだろ。
のりたま「鮪の味がするー!鮪の味がー!なんでだー!」
いや、あなた、鮪にかけましたからね。
のりたま「あと、もう一貫ある!こっちは、鮪を一回どけて、そこに 丸美屋の のりたまをかけて…。もう一度、鮪を乗せる!よし!これでどうだ!」
いや、鮪だよ?
のりたま「よーし!パクっ。モグモグ。え!?くっそー!さっきより直ぐ鮪だー!」
そりゃそうだよ。
今、鮪がチョクで来たじゃない?
なんかもう、丸美屋の のりたま がワサビみたいな扱いになってるから。
のりたまの味は後から…
のりたま「あ!後から のりたま の味するー!ふっしぎー!」
じゃないのよ。
不思議じゃないのよ。
だって挟んだじゃない?鮪とシャリで。
そりゃそうなるよ。
のりたま「ま、美味しくはない!白ごはんに負けてる!」
でしょうね!
今これは、何をやってるんだ?
のりたま「何とかして新しい 丸美屋の のりたま の食べ方を考えだして、丸美屋のみなさんにボクの存在を認めてもらうんだ!」
逆効果だわ。
曲を出してる時点でハッキリ言って変なんですからね。
嫌われるから、今すぐにやめなさい。
のりたま「よし!次ぃー!」
次に行くんじゃない。
やめなさい。
のりたまは、冷凍餃子を焼き始めた。
のりたま「熱々のフライパンにぃー!サラダ油をひいてー!」
なんか怒ってます?
のりたま「冷凍餃子を乗せるー!そこに水を80ml入れてぇーーーー!蓋ぁぁぁぁぁぁ!」
声が大きいって。
怖いわ。
のりたま「はい。5分待ちまーす。」
急に冷めた。
情緒不安定だ。
ドンドンドンドンドン!
ドンドンドンドンドン!
急に家の扉を叩く音が聞こえた。
のりたまは恐る恐る玄関に行き、確認した。
のりたま「ど、どちら様ですかぁ〜。」
男の人「隣に住んでるものですけど、大きい声出されてたので、何か大変な事でもあったのかと思いましてー。大丈夫ですかぁ?」
のりたま「あ、あぁ、あー。今、料理をしてまして…それで、大きい声出ちゃう体質…と言いますか…」
そんなわけないだろ。
男の人「体質ぅ〜?」
のりたま「はいぃ〜。ですので、この後も声が出ますぅ〜。…あの〜、こんなこと言うのもなんですけど…乞うご期待、お楽しみにぃ〜。」
あんた、何言ってるの?
そんなこと言ったら怒っちゃうよ。
男の人「分かりましたぁ〜。失礼します〜。」
え?嘘でしょ?そんなことあんの?
分かりましたって言ったよ。おい。
分かるなよ、そんなこと。
のりたま「よーし!帰った!帰った!ちょうど5分経った!」
悪いな〜。
コイツ、めちゃくちゃ悪いやつじゃん。
のりたま「蓋を開けてぇーい!てへぇーい!へい!へぇーい!」
のりたま!お前な!
許しを得たからといって!
勢いを増して良いと言うわけではないぞ!
のりたま「後はチリチリと焼き目がつくまで待ちます。」
急に冷めるな。
チリチリ チリチリ
のりたま「よし!焼き上がったぞ!」
のりたまは餃子をお皿に乗せ、白ごはんを用意した。
のりたま「準備は万端だ!くらえ!!!」
のりたまは焼きたての餃子に、丸美屋の のりたま をたっぷりとふりかけた!
なにー!
餃子に 丸美屋の のりたま だとー!?
のりたま「この餃子を、白ごはんにワンバンさせて食べる!」
!!
のりたま「モグモグ。そして、モグモグ…直ぐに白ごはんを食べる!」
!!!!
のりたま「モグモグ。モグモグ。うん。美味い!美味いぞ!美味い!」
そうなんだ!?
のりたま「どっちだ!?」
何が?
のりたま「どっちなんだよ!」
だから何が?
のりたま「餃子と 丸美屋の のりたま のどっちが美味しさに貢献したんだぁぁぁぁぁぁ!!!!」
どっちもだよ。
のりたま「くっそ!なんで分かんないんだ!別々で食べてみるか!」
やめなさい。
のりたま「まず、餃子と白ごはん!パク!モグモグ!美味い!」
うん。
のりたま「次、丸美屋 の のりたま と白ごはん!パク!モグモグ!美味い!!なんでや!?」
いや、そうだよ!
今までの人生、ずっとそうだったはずだから!
思い出して!
のりたま「くっそー!訳がわからなくなってきた!こうなったら、掻き込んでやる!」
訳がわからないのはこっちだよ。
のりたま「掻き込んでやる!掻っ込んでやる!かっ込んでやる!たっ込んでやる!炊き込んでやる!え?そういうこと?」
ん?どういうこと?
のりたまは、いつもの様に鍋でご飯を炊き始めたが、お米の上に冷凍餃子を並べた。
後は、いつもの様に炊いて。
のりたま「よし!炊けた!パカ!」
のりたまは、炊けたご飯を混ぜた。
冷凍餃子の具が混じって、餃子味の炊き込みご飯になっている。
早速お茶碗によそった。
のりたま「さてと、これこれ。」
パラパラ パラパラ パラパラ
餃子味の炊き込みご飯に、丸美屋の のりたま をたっぷりとかけた。
のりたま「いただきます!パク!……よぉぉぉぉぉし!!!!」
よかったね。のりたまくん。
ボクもやろ!
のりたま、かけたら
二ふり目 完食
#のりたまくんの大冒険 #奇想天外なグルメバトル #熱血料理少年 #のりたまレシピ
エンディングテーマ
KeepWalking
のりたま
作詞 のりたま
作曲 のりたま