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【弓道】錬士審査を受審して落ちた話

こんにちは。

9/28に明治神宮中央道場にて行われた臨時中央審査会錬士の部を受審しました。
結果はタイトルの通り、残念ながら一次審査すら通らず不合格でした。
今回は審査について感じたことや気づいたことをざっくばらんに書いていこうと思います。

以前五段審査を受けたときも同じ会場でした。これをまとめた記事にも情報を載せていますので、合わせてご覧ください。

審査会場にて

自分は1番早い時間に受付(8時〜)でした。
7時50分頃に道場前に着きましたが、すでに50人近い人が集まっていてびっくりしました。明治神宮前駅から徒歩で向かいましたが途中弓を持っている人を誰も見かけませんでした。聞くところによると自家用車で来ている人もそれなりにいるようです。

控え室

冷房つき、テーブル、椅子、弓立て、巻藁完備です。
自動販売機もついており、ペットボトルが捨てられるゴミ箱もあるので気軽に買えます。
また、貴重品が預けられるコインロッカー(要200円、現金のみ)があり、大きくない荷物なら預けられるので審査中なども安心です。
ただしトイレにはウォシュレットがついていないため、普段ウォシュレットを使用している方やお尻が敏感な方は要注意です。

巻藁5台使えました。

周りの様子

まず着装について。
男性は紋無しの黒着物で黒袴の人が最も多いように感じました。続いて紋有りの黒着物に黒袴(自分はこれでした)、紋有り黒着物に縞袴という印象です。昔は紋有りや縞袴は段位の高い人が着るという風潮があったそうですが、今は比較的自由のようです。これらの着装であれば浮いたりすることはないと思います。
女性は落ち着いた色の着物(黒、紺、灰)の方がほとんどでした。暗色系であれば悪目立ちすることはないと思います。
続いて弓具。
弓は竹弓の方が9割強でした。カーボン弓の方は若い方しか引いていない様子でした。
矢はほとんどの人がジュラ矢またはカーボン矢でした。一次審査の最後の方になると竹矢の使用率が上がりそうですが、自分が受審した時間帯には誰も竹矢の方はいなかったように思います。
弽については特筆するものはありません。
弦は自分以外の人は合成または麻弦でした。自分だけがループ弦でした。

審査を終えて

自分は1立目の大前でしたが、結果は○×で全く奮いませんでした。また緊張のあまり肌脱ぎのことをすっかり忘れてしまい、腰をきるタイミングで弓をあげ忘れてしまいました。自分なりに計画的に練習をしてきたつもりだったのですが…正直かなりショックでした。練習してきたことの30%も発揮する事ができませんでした。圧倒的な練習不足です。中れば受かると思っていたのですが、それ故に油断が生じてしまったのかもしれません。
ここ最近、緊張したときに実力を発揮することができません。普段の練習も皆中がかかった4本目はかなり高確率で外します。去年からかなり改善されてきたと思っていたのですが、甘かったようです。
審査が終わって帰路についている間、何とも言えない虚無感に包まれていました。今回が最後じゃないからまた受ければいい、また大事な場面で当てられなかった、この経験がどう次に生かせるか、あんなに練習したのに、ここまで審査に向けて自分よく頑張った、次の目標があるのに気持ちが乗らないな…など。周りの知り合いたちは何度も大会や審査に挑戦して数え切れないほど負けや不合格を経験してるのに、今も諦めずに戦い続けている。尋常ならざる情熱を持っていてすごいな…と。自分はたった1度審査に不合格だっただけでこんなにも心を掻き乱されてしょうがないのに。
この記事を書く前はしばらく審査はいいかな、と思っていました。しかし記事を書いて頭を整理していると不思議と虚無感は薄れてきました。挙句、妻に「2月にまた審査受けたら?」と勧められてその気になってしまっています。自分はなんと単純なのでしょうか。すでに妻の協力で会場近くのホテルまで仮押さえしてしまいました(感謝)。

やはり自分の課題は緊張度の高い場での経験の浅さと練度の低さにあるようです。来月末は全日本遠的、来春には2025年度の国スポ選考会もあります。それまでにできることの1つとして2月の審査に向けてまた再始動したいと思います。落ちてもその取り組みが今後に必ず生かされると信じて。

まとまりのない文章になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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