裏のメイン
別注テーラードジャケットの陰に身を潜めながら、実は一番主役顔のやつも入荷していました。
ENCOMING本気のレザー作品です。
これは展示会の時、そして受注会の時、共に見れば見るだけ深みを増して好きになれた渾身の一作。こちらもまた、店頭に並べないなんて選択肢はとれなかった品番となります。
「フレンズデーとかって面白くて、ある種店頭のような感覚でフレッシュに洋服を見てもらえるから、一通り見て、2,3点受注したい決めてるアイテムがあった人とか、最後は結局”このレザーにします!”って全てをひっくり返すくらい、やっぱこのコート、すげえパワーあるんだよな。」
その通りですよ。これは。きっといつも来てもらっている方を筆頭に、全員がジワジワと見れば見るだけ、着れば着るだけ惹きこまれるアイテムになっています。
色々つらつらと記載しましたが、気づきましたでしょうか皆様。
革の裁断箇所が圧倒的に少ない。これかなり凄いです。
アウターを革で制作するだけでも大変な事。それ相応の厚み、そして用尺を必要とする中、レザーには面積が限られてしまうことから継ぎはぎで縫製個所を増やして洋服とします。
一枚でとれる生地幅に限りがあるため、どうしても裁断が増えてしまい、アイテムとして主張が増えすぎてしまう。当たり前のことなんです。
もう一度写真を見返してみてください。
フロントに前立て、ラグラン型で取られた肩回り、そしてインボックスプリーツを配したヨークに対してのバックの仕様。ウールなどのテキスタイルと変わらない程に美しく作られたレザーコート。見惚れるほかなかったです。
ここまで贅沢に革を使って制作している為、初めは着づらさMAX。とはいえこの生地分量。馴染めば「自分の為に作られたレザーコート」と錯覚するほどの経年変化を見せてくれます。
更には、自分だけの皺やアタリも楽しめます。
アニリン仕上げを行っている事で、加工が剥がれ、本来の茶色が使えば使うだけ表に表出してきます。茶芯レザーとかの要領に近いイメージです。革馴染みだけでなく、色感や表情の面白い変化も感じさせてくれる、今しかない最強レザーアイテム。
改めて理解してもらえたでしょう。このアイテムの本当のヤバさ。
サンプルをお借りして撮影をしていました。展示会やフレンズデー、そして受注会と、着用を重ねられた茶レザーは新品とはまた別の顔となっています。以下ご覧ください。
レベルの高い、面白くも超イケてる。そんなレザーコート。
今期のENCOMINGは今までと一味違います。その上で別注もご用意と、果てしないラインナップとなっていますので、楽しめるだけお楽しみください。
ミドルなアウターが豊作です。
色々なアイテムが潤いに潤っている今。
お店まで来てもらえれば、確実に何かを発見いただける自信があります。
是非店頭にて、色々ご覧になってください。
サプライズもあるかもです。
イシカワ
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