力強く、美しい(別注)
こんにちは。イシカワです。
3連休明け、
正直めっちゃ暇だろうな、
なんて安易に勘ぐっていた自分を戒めてやりたいほどに、
忙しなくさせていただきました今日。
本当に沢山のご来店、誠にありがとうございました。
今日は遠方も大阪のよく来てくれる方々も、色々な人に楽しんでもらえた一日でした。楽しかった。最高。
つまり、そういう事です。
インラインも、今日紹介する「別注」も。
”BISOWN、途轍もないです”
ほんと。
昨日インスタライブにて、BISOWNは別注も含めて全てご紹介させていただきましたので、動画で見たい人は是非改めてご覧ください。
今日は写真とコメントにて。
沢山話せてうれしかった。
悩まれている方は、是非こちらでもご一読くださいな。
きっと欲しくなるはず。
本気で、かなりイケてる別注をご用意させていただきました。
前回のご紹介同様ですが、もちろんリミテッドのファブリックですので、数に限りがある。にも関わらず、この「別注の機会」を設けていただいたデザイナー中出さんには感謝しかありません。
後にも先にも中々メンズウェアで見かけないであろう、
「生地と形、そしてサイズ」
他にない物だし、他になくていい物。
BISOWNと作れたことを嬉しく思います。
他に要らない物って良い響きですね。
僕自身、中出さんが今までやられていたブランド様の洋服は持っているものの、販売をした経験はない。今現状お取り扱いされている方々のお店では、なんとなしに中出さんの人となりを理解されており、中出さん自身の強みを最大限生かすような提案や別注をされている所を見かけますね。
そういう点で言えば、僕はかなりBISOWNと言うブランドへはフレッシュな感覚で向き合えており、お取り扱いの中でもきっと別ベクトルな提案の仕方であるはず。まあ、この別注が全てを物語っているはず。中出さんとはBISOWNをキッカケに出会った方であり、BISOWNが僕にとっては提案する上での初陣。そういう観点で言えば、しつこいタイトルの通り「力強く、美しい」そんな洋服にコレクション。それは中出さんの人柄もそうなのだと、感じます。
そんなフレッシュで、新鮮な感覚からこのツイードを見て、改めて感じたBISOWNの強み。ウィメンズならではの視点を、Sud.を通してメンズファッションへ昇華させる、”BISOWNにしか出来ない”Sud.の中での仕事。
そんな強い意識から、今期ウィメンズインラインにて特に目を惹いて、僕の心の刺さりまくった「超短丈ブルゾン」、そして「ミニスカ」をメンズサイズへアップデートさせ、完全新しい形として生まれ変わらせた、「完全別注」を実現させられました。
肩幅、身幅、袖丈、そして着丈。
いつもの採寸をしたときにびっくりしました。
「着丈、一番短いやん。」
アパレルを気づけば約7年もしている中で、着丈が一番短い洋服を採寸したのは恐らく経験則上初めてでした。初めてを感じられる洋服、とってもいいです。
メンズコレクションではベストでの展開しかなかった、「MIX NAVY×BROWN」のデッドストックファンシーツイードの生地を採用。(ベストも入れておりましたが、完売御礼。)この柄のラグジュアリーさが一番気に入った。気に入り過ぎた。
KHAKIよりも、BLUEよりも、一番大胆。色合いからか何故か大胆なのに収まっているというか、大人のエロスを感じられる表情。「超短丈ブルゾン」と「メンズミニスカ」にはもってこいの生地でした。
写真をフル無視で話してましたが、インナーレイヤードが安心する丈。上記の感じ。そのためのたっぷりな身幅とアームホール、袖丈。何でも入れて、何でも着こなしてほしい。手持ちのインナーアイテムと直ぐに組んでもらえるようなイメージでのサイズ設計です。勿論色々なインナーを組み合わせて、沢山の重ね着を楽しんでもらえれば本望ではありますが、個人的には最初の写真の着方です。
「超短丈を超短丈とするための着方」
ハイウエストスラックスなんかでレイヤードせずに楽しんでもらいたい。通称「ギャル丈」で。もちろん持ってくるパンツのベースイメージソースは「エムズのバギー」ですよね。Sud.と言えばなアイテムとのスタイリングが思い浮かんだことが個人的にかなりポイントが高い点でした。
サイズは完全「MENS FREE」。
攻めた内容です。とはいえかなり多くの方々に届くサイズ設計ではあります。し、ファッションを楽しむ上で、手に取りたくなるものを作れた自負は大いにあります。
この丈を更に生かすダブルジップもポイント高いはず。
さあ、そんな組み下はスカートです。
まあ、簡単に言えば、
「セットアップで着る必要はない」
という事です。
「セットアップ」はあくまで着ろ、という意味の提案ではないですからね。「セットでも着れる」の意。バラバラで楽しんで下さい、メンズスカートなんて。
ジャケット、スカート共に裏地はキュプラ100%。
レイヤードするからね。キャプラ張ってくれてればインナーに入れたパンツを傷つけることもない。ジャケットのボルドーの裏地、実はなぽいんとですが、ここもまたさり気ない推しポイント。こういう見えづらい所のカラーリングって、まさにセンス溢れますよね。
釦位置は決まっていて、ウエストは大体平置き86cm。大体の人がウエストで穿ける。華奢な人はパンツウエストの上からでも穿ける。僕なんて余裕ですよ。でもずれない。良いサイズ設計にしてもらっています。
とは言え、もっと大きい人はどうすればいいんだ。そうですよね。釦位置を変えてしまえばいいんです。どなたでも対応できる。完璧。
後はまたさり気ないポイント。ウエストを折り返して穿く事も可能なので、華奢な人はわざわざ釦位置を変えずとも、ウエストを折り返して穿いてください。そうすると推しポイントが出てきます。ベストにも使われていた別珍が顔を出します。洒落。しかもネイビーよ。
もう割とパンツレイヤードに苦手意識を持つ人は減ってきた気がしますね。
わざわざしなくても良いけど、わざわざするから面白い。
そんあレイヤードは極めれば極めるだけ、新しいファッショナブルな視点を得られて非常に面白いんです。食わず嫌いは良くない。何も考えずにとりあえず巻いてみてください。これは。
(一枚で巻くと、キュプラも相まってひんやり、すーすーします。)
「セットアップで着なくていい。」
なんて言ったんですけど、
正直セットアップ、中々イケてます。
自分でBLOGを書きながら、
自分の感覚ごとひっくりかえされました。やられた。
セットアップめっちゃ良いです。
締める所締めて、遊ぶところは遊ばせる。
緩急を楽しめるようになれば、またファッションが一角面白くなります。
アウターをちゃんと着るシーズンに、またスカートが本領発揮してくれそう。とはいえクソ暑いですが上下ともにお陰様で僅かとなりました。
改めて、ちゃんと別注というモノを作った気がする、そんな思いのこもった別注です。
是非一度、袖と腰を通してみてください。
イシカワ