語り継いでいくバッファローチェック
こんにちは。イシカワです。
寒いのか、暑いのか。
よく分からない絶妙な日々が続く中で、
とてもハッキリと言える程に、パンパンな店内となりました。
今日ご紹介するデリバリーで、ブラームスもラストデリバリーとなりいよいよ完納です。
もう殆どの入荷を終え、秋冬の折り返しのタイミングとなりました。
買い足したい物、悩んでいる物、各々思い思いに募らせている洋服があるでしょう。
何もかもを埋めている、言う事のない程の入荷量。
今が間違いなく見時です。楽しみ時です。
是非明日からの週末も沢山遊びに来てください。
きっと何かしらの「きっかけ」「発見」「感動」を生める店内だと自負しておりますので。
では、ラストデリいきましょう。
blurhms
- Buffalo Plaid Cruiser Jacket -
COLOR: Red Black
SIZE: 2 , 3
PRICE: ¥105,600-(tax in)
ウールを起毛させる特殊起毛加工技術を使うシープ加工を施した、ふわふわバッファローチェッククルーザージャケット。仕上げを通常よりもしっかり縮絨し、起毛させた後、生地表面を羊の毛並みの様に仕上げているナチュラルな風合い。そのため特徴的な生地表面と膨らみを作り上げ、ヴィンテージのような見た目とは裏腹に柔らかく滑らかな肌触りが特徴。
皆さんもよく見かけた事でしょう。アメリカならば「バッファロープレイド」と呼ばれているチェック柄。森林などでハンターたちが誤射しないように考えられた柄みたいで、70〜80年代からはアメカジを代表する柄としてシャツやアウターなどに使われていたのが、このバッファローチェック。
有名どころで言うと「フィルソン」。古着屋で高校生くらいの時に買ったことを今でも覚えています。きっと実家のタンスの奥の方とかに眠っているはず。くっそ重かったんですよ。ヘビーウェイト。オンスで表現できない程に重い。フィルソンを始めとしたアメカジ文化は特に堅牢な商品づくりが特徴で、重たくしっかりと作りこまれた洋服こそが最上であり、長く語り継げるものだと。ただこの昨今、重い重量級のアウターはなにかと避けられがち。タウンユースで着用しやすいがミソ。だって着づらいんだもん。その通りで、今回ブラームスが作り上げたこのバッファローチェックは重みなんて一切感じないほどに作りこまれた軽さと実用性、そして長く語り継ぎたい「格好いい」が在ります。
左右非対称が光るアンバランスな設計。背中ヨークや表身頃のガンパッチの設計から流れるように袖まで続くスリーブの設計は、ミニマムで品ある仕上がり、が右半身。ラグラン設計で肩回りのフィッティングも快適に、ディテールが前も後ろも光る仕様で作り上げられた仕様、が左半身。ディテールの違いが生む、アンバランスな設計にも関わらず、blurhmsフィルターはこれを安直に仕上げたりはしない。まとまりを持たせるためにポケットの設計やサイズバランスを緻密に計算し、1つのアウターとして完成度を高め、着用時には何の変哲もなく「纏まり」を感じられる仕上がりとなっています。
何周回ろうが、きっと気分は返ってくるんだろうなと感じられるのが、懐かしいこんないなたいチェックなアイテム達。特にこのバッファローチェックは今また着たい気分が返ってきているように感じます。モダンに組んでも、懐かしくアメカジに振り切っても、昔のクルーザージャケットを彷彿とさせるか、今を感じられるサイズ感に重きを置くか。blurhmsの絶妙なサイズバランスには沢山の自分たちがファッション、洋服に対して求める欲を満たしてくれる力があります。素晴らしい。
ヘビーに見えるアウターも軽快に。コメディアンも颯爽と動き回ってます。きっと重宝すること間違いない、際立つアイテム。一癖欲しい皆様へ。僕の心を射抜いたバッファローチェックが到着ですよ。
イシカワ