これは待ち侘びた。
こんにちは。イシカワです。
「夏の足元」
毎シーズンの悩みです。毎年気分は変わる。僕の夏の足元に固定は今の所、数年見つかってないですね。ベランダにおいてる5年もののリカバリーサンダルくらい。去年買ったITTIシュランケンもあるかな。
ただ今年はもうグルカを買った。しかも白スエード。今になってカーフ黒グルカが欲しくなってきた。エキゾチックレザーも欲しい。店頭へ買い求めに来られる方が定期的に現れ、履いているにも関わらず羨ましくなります。嬉しそうにグルカにオープントゥを手にして帰られる姿を見るとブーメランで欲しくなります。病気です。今時期ジャコメッティグルカは本当にお勧めですよ。ソックスインでも裸足でも。なくなる前に。
、、、なんて思っていた矢先でした。
この間のMAATEEと同じサイズの段ボールが2つ届きました。
「だから佐川さん、お店間違えてますって」
と言いそうになったものの宛先はやはりこの店でした。
「何なんだこの店は。」
再び。と思って開けると、そこにはなんとパンプス。
「待ち侘びた、、、」と一息つく間もなく開封。昂った。
昨年11月にこの場所をお借りして受注会をさせて頂いた際に沢山の方々にご提案させていただき、個人的にも受注したパンプス。(受注分は5月末納品予定です。申し訳御座いません。)ご満足、ご納得の一足でしたね。
店舗にて常駐で展開する分が入荷したので、ご紹介。
あの時よりも見て頂いている方が、有難いことに増えているので、改めてこのパンプスの魅力をご紹介します。受注待ちの方々はこれを読んで気持ちを昂らせておいて下さい。間違いなく”良い夏の足元”になるはずです。どうぞ。
Post Production
Tear Pumps
MATERIAL: Lamb Suede
COLOR: SUMMER COGNAC
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ¥55,000-(tax in)
Tear Pumps
MATERIAL: Goat Suede
COLOR: sand beige
SIZE: 25 , 25h , 26
PRICE: ¥55,000-(tax in)
「軽やかなエレガンス」
ポスプロが密かに大切にするコンセプト。
今回の”Tear Pumps”からはそれが直に、そして密かに、肌から滑らかに伝わってくるような気がします。”ラフすぎず重苦しくなく”履けるのが今回の新作、Tear Pumpsです。「靴紐を結ぶ時間をなくしたい」と話すデザイナー甲斐さんの想いの詰まった夏のポスプロ新たな代名詞です。
ボロネーゼ製法で仕立たメンズパンプスという新しいジャンル。 Tearと名付けられた涙型にくり抜かれたミニマルなデザインがさりげないながらも、ある種色々あった昔の涙のような、強さを感じる主張。裸足でも、ソックスでも。多種多様な自己表現が頭に浮かびます。ドレスシューズよりもラフに、サンダルよりもクラシックに。そんな位置づけがポスプロらしい解釈だな、と痛感するデザインに着用感。
素材の面。まず一つはジャケットや手袋に使用される高級なラムレザーのエントレフィーノラムを使用。 とても柔らかい革の為、よく聞くシューズメーカーみたいな品のある格好いい佇まいにはどうあがいてもならない。そもそも春夏のコレクションでスエード?なんて方もいらっしゃるんじゃないかと思います。ただ発色の綺麗なコニャックの色に滑らかな毛並みは、ほかの革じゃ表現できない代物。ボロネーゼ製法の返りの良さを最大限に活かすためライニングにも同素材を採用しています。存在感もですが、ひとまず触れて、体感してほしいのがコニャックです。
もう一つがゴートスエード、ヤギの革です。ゴートはしっかり肉厚でコシが強いのにしなやかなのが魅力。ケアも楽だし、足馴染みも早い。コニャック、いやサマーコニャックと違う点で言うと強固なところ、そして無骨感があり、きりっとしていて、なんかさばさばしている感じ。男らしさも。足元に配しやすいカラーなのもゴートスエードの魅力かなと思います。コニャックよりも頑丈で強い。スタイリングに変に干渉しないのに強い。ずっと夏を快適に、脇役みたいな立ち位置で主役的役割を果たしてくれる優れものです。中性的パンプス代表作。
ボロネーゼ製法で物凄く返りが良いことが特徴です。マッケイの派生で同素材をライニングに張り付けてより良いフィッティングを底上げしています。始めから2種類の革の特性も含め、履き心地は言わずもがな上等で、そのまま素足でも履けるほどに柔らかく返りが良くて履きやすい。
夏を迎える手前。今欲しい夏の足元は間違いなくこれだと思います。この先もう一つ入荷するのが、前回のre-luxでご紹介した”差しメッシュ”のパンプス。もう少し先になりますが。この選択肢で悩んでも良し。グルカでもよし。オープントゥでも良し。バリエーションがあるうちに悩むのが間違いなく幸せかと。今のうちにぜひ夏の足元を揃えてくださいな。
イシカワ
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