完納
「9月も早かったな~」
って言ってたら、CLASSの24年の秋冬は終わっていました。
早い。早いな~。もう9月も終わりだし。
9月が早かったもだけど、今年がもうあと3か月しかない。
終われば2025年。やばいな~。いよいよ。
そんな下手な知らせをラストデリバリーを届けていただいたことでしっかりと感じ、いよいよ本格シーズンとなった店内。
完納ブランド様も増え、まさに入荷絶頂。良いタイミングですし、お店まできて貰えた人には心底楽しんでもらえていて、洋服屋としてこの上なく嬉しい時間になっています。
そんな早かったCLASSラストデリバリーは、結構とんでもない内容でした。
「最高で、最強、そして最凶」
どうぞ。
遠州木綿の宇宙ジャケット。
ミックスカラーネップが、まるで星空を眺めているような世界観を演出してくれる宇宙ジャケット。
ベース地の遠州木綿も濃いめのチャコールの様な黒。より連想させられる星空に、見たこともないような多彩なカラーリングがCLASSらしい着地点な気がします。
シングル3Bジャケット。
中綿入り。クソほど軽い、の上に仕立てはがっちり、腕は上がらない。これぞCLASS。快適な事はないんですが、真冬に着れちゃう機能性だけは備え付けてもらった感じですね。
とは言え、袖を通せばまた感覚がバグります。格好良すぎるのだから。
異様にサイドに配されたパッチポケットが、正面から見ると内容に見えますね。シェイプもかけられていながら、結構モダンフィットなのでドレッシーな印象にはならない、ちょっとしたアウター視点なのでしょうね。
個人的にはスタンドネック型が好きなのですが、3Bの開きも良い。
GALAXYさを表地にだけ詰め込んだ唯一無二な変形ジャケット。これはまだ沢山着れるCLASSなので広くお勧めさせて下さい。
名品の鬼ギャザーパンツの組み上となるカバーオール型、そしてアウター型のジャケット。こちらも中綿キルティングがびっしり内側に配備されたデザイン。
ギャザーパンツだけでなく、ふんどしも同素材のドーメル社、ROYAL11のピュアウールを贅沢に使った、「なんでこの生地を使ったの?」のやつです。
とは言えこれも、羽織ってみると至極格好いい。ヤバい。
新宅さんが言ってました。この次元の洋服を目の当たりにすると「ヤバい」しかでなくなる。まさにCLASSもまたどストレートなアヴァンギャルド路線が故、「ヤバい」しかでなくなる。これは本当に”ヤバい格好いい、ヤバかっこいい”ジャケット。
で済んでいれば本当にただ単に格好いいで終われたのですが、よく見ると肘に既視感のあるダーツ。そして丸見えの肘裏。「なんでくり抜いちゃったの?」のやつです、はい。
23年秋冬のスラックスの技術を応用して作られた特徴的な肘のシルエット。人体の設計は言わば常に曲がっているもの、と言う観点から曲げっちゃった上に、くり抜いちゃった。穴は丁度腕が通るくらいなので、阿修羅みたいな遊び方でファッションしましょう。
ギャザーパンツ、ふんどし、共に買って頂いた限られた数名の皆さん。
これは一度お試しください。何を血迷ったのかパンツと同数で入れているので結構な数量ありました。(数名の方にご決断いただけて、あと2着。)
まあ見てお分かりの通り、セットアップで着る洋服ではないにしろ、揃えたくなる好奇心みたいなものは確実に詰まっているセットアップでしょう、これは。
最後に言う事ちゃいますけど、これ実はめっちゃ軽いんです。
CLASSの作るレザーは、
いつもほかとは違う「強さ」があります。
それは簡単な話、秘められているとかそんなんじゃなくて、
「めっちゃくちゃ顕著に露呈している」
それがCLASSのレザージャケットです。
これもまさに見てお分かりの通り。
「なんでこんな事したん」
って事が詰まりまくっている、過去一宇宙一面白い最高のレザージャケットになります。
ただ、”ホンマの格好いい”なんですこの一着は。
本当他にないアイテム。時代に左右されない、誰にもとらわれない、
「CLASSと自分だけ」
のアイテムがコレでしょう。
まあお分かりの通り、金額もクソ格好いいのもまた素晴らしいですね。
これにてCLASSは完納です。
最後に相応しすぎて、過去が霞むほど、
”本気で最高で最強で最凶のラインナップ”です。
是非店頭で。
イシカワ