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スタンダードで至極

こんにちは。イシカワです。

物欲が止まらない。
Sud.が始まり、週2ペースくらいで買い物してますね。
はい、破産しますのでここらで止めておきます。

9月は楽しい。本当に沢山の洋服に囲まれる月。洋服屋としても、一服好きとしても本当に幸せで辛い月。毎日が選択の連続で、何かを買うためには、何かを諦めなければいけない。ただそうやって本気の厳選があるから、洋服をより一層大切に、愛着を持って着られるんだろうなと思います。

今日はそんな今に、あえてご紹介しておきたい「ベーシックでスタンダードで究極の白シャツ」が入荷したので、ご紹介しておきます。

”全員にお勧めしたい”と思う反面、読んで何かを感じてもらえた人にだけ勧めたいとも思う、至極のアイテム。これまで突飛なものを多く仕入れていたこともありファッショナブルなブログが多かった反面、こだわりと実績から生まれる”突飛の種類の違うファッショナブル”をご覧ください。Sud.の信念にブレはないので。



The CLASIK


-CLASSIC SHIRTS-
COLOR: OFF WHITE
SIZE: 46 , 48
PRICE : ¥42,900-(tax in)



-COLLARLESS SHIRTS-
COLOR: OFF WHITE
SIZE: 46 , 48
PRICE : ¥42,900-(tax in)



”異常な白シャツ”
きっとこちらの言葉選びが正解に近いのが、このクラシックのシャツ達。世界最高峰とも謳われるほどのスコットランドのシャツ生地メーカー、DAVID & JOHN ANDERSON社の200番手の双糸を用いた上質なポプリン生地を使用しているこちら。靭本店の時から色々なシャツ地には触れ、目にしてきた、僕と同じ方々は勿論多いでしょうし、DJAに対しての認知の深い、なんなら何着か手持ちの方もきっと少なからず居ることでしょう。特に某M&Sでも新宅さんが別注で使われていたり、昨シーズンから靭主力の某Nにて、いよいよ使われていた”カルロ・リーバ”。綿と感じられない、絹と錯覚してしまうほどの異常生地でした。そんな”カルロリーバ”と、シャツ生地界の東西の横綱的な存在ともいわれているのがDJAなんです。写真でも伝わる通りの、目の細かい美しい光沢と織り、そして柔らかな極上の肌触りは“DJAならでは”のそれなんです。




"CLASSIC SHIRTS"はドレッシーになりすぎないよう、襟やカフスに柔らかい芯を使い、ややボックス型のシルエットにすることで素材の良さだけではない、シャツ本来の着用のしやすいカジュアルなシャツに仕上げています。

"COLLARLESS SHIRTS"は襟をカットし、第一ボタンも排除した、ミニマルかつクリーンな品ある作りが特徴です。先ほどの"CLASSIC SHIRTS"同様に、ドレッシーに振りすぎないことを意識して作られている為、同様ボックス型のリラックスフィッティングは貫いています。



”白シャツ”というアイテムの解釈はとても面白い。沢山のブランドがこぞって手を出す所であり、所謂「これを食えばこの店がどんな店かわかる」的な、飲食の古風な考え方みたいな所。どんな白シャツにだって、それにはそれらしい良さが詰まっている。考え方や捉え方で重きを置くポイントは違ってくる、から面白い。その点クラシックは完全に独自の路線なきがしている。きっとDJAをらしく使ったとして、勿論それはめちゃくちゃ良いドレスシャツ。だからこそのデザイナー田中さんの独自の解釈で引かれたパターンで描かれたリラックスフィット。だからこそ、どストレートのドレスシャツのようなかっちりとした皴の寄らないアイロン仕上げではなく、製品洗いをしてシルキーながらナチュラルな風合いを楽しめる設計になっています。最高級素材を洗い晒しで着る前提で、シルエットや縫製方法も考えた作り込みに。個人的にですが、好み気にせずこの”クラシックのDJAだからこそ”皴の寄った晒し状態で、じゃんじゃんに着てもらいたい。所謂、クラシックの作った「本気のカジュアルシャツ」ですから。


「1枚持ってたほうがいい」

そう言っていいなら間違いなくその言葉が正解に近い。ただ己の感覚は特に突飛な洋服ではなく、こんなベーシックなアイテムにこそ、そこにどう自分の解釈を生むかによって出るものだと思っています。これを「スタンダードで究極」と感じてしまったそこの貴方に贈ります。

「この白シャツはきっと、1枚持ってたほうがいい」



イシカワ


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MusterWerk Sud.
12:00-19:00(時間外アポイント制)
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大阪市西区西本町2丁目4-4 三栄ビル204
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