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てつがくを着て、いえに居よう
感染症の影響で外に出ることを自粛するよう呼びかけられ、
仕事の面でもリモートワークやテレワークが活発になり、
人びとは家にいることが多くなっている。
家にいて、他人と会わないとなった時、
あなたはどんな服を着ているだろうか。
パジャマのまんま?
Tシャツ/ジーンズのラフな格好?
それとも見られないことをいいことに裸だったりするだろうか。
服は人と人の間にあるものだ。見て、見られる。
そしてそれ自体が自己表現というよりもあなたそのものなのだ。
都会は兎角人と会う。
だからファッションが発展してきた。
それが今後どうなってしまうのだろうか。
機能的という意味合いが防疫的という意味合いを伴っていくのだろうか。
誰が誰だかも分からない、防護服のような服で溢れていくのだろうか。
バーチャルな世界が舞台になるのだろうか。
服が肉体や個人から引き剥がされていく時、
ファッションはどうなってしまうのか。
てつがくはどうなってしまうのか。
ファッションよ、どうか死なないでおくれ。
そして、タバコが好きでやめられないというあの人よ。
どうか。