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2025/02/09ゑ日記 アブラ学会個人会員
続かない日記 3日目。
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今日は早稲田で用事があり、同行者の提案で武蔵野アブラ学会に行った。
この店は油そばの名店であり、通常なら油そば愛好家と早稲田大生で長蛇の列をなしているところだ。
しかし、今日なら寒い上に早稲田大学が入試で学生が少ないため比較的並ばずに入れるのではとのこと。
到着すると、目論見通り並ばずに入れた。
武蔵野油そば味玉付き850円を注文した。
武蔵野油そばのおすすめの食べ方が壁に貼ってあった。
まずラー油を1周半・酢を1周かけるべしとのこと。
ラーメン食べ方ポスターは「①まずはそのまま」であることが多いため、初っ端から味変を推奨するのは珍しい気がした。
同行者に質問すると、油そばはベースが非常に油濃いため味変が前提にあると教えてくれた。
ラー油を3周もかけながら。
顔を上げると、誰もが卓上の調味料を通じて油そばと対話していた。
独自の法制でたびたび炎上する二郎系を筆頭にした昨今のラーメン業界の中で、油そば界隈はのびやかな個人主義的コミュニティを形成していることが分かった。
早稲田は油そば激戦区で、今回行った武蔵野アブラ学会の他にも4店舗ほど「強い」店があるらしい。
今日の入試を突破した早稲田大生がこの環境で己の油そば流儀を高めていくことを思うと、改めて試験会場に祈りを捧げずにはいられない。