カマキリ、目の異常
11月のオオカマキリ。眼つきが変です。複眼が緑色になる昼間に撮ったのに、夜の目のように黒っぽい。だからカマキリあるあるのギロリとした視線を感じない。哺乳類のカメラ眼で言うところの、光を当てても瞳孔が開きっ放しに相当する縁起でもない状態。末期的なものを感じます。カマキリの場合は受光素子のサイズを変化させてるみたいですが。入射光量が増えて眩しいと感じているのか、それとも受光効率が落ちて暗く感じ、「もっと光を」と瞳孔を開いているのか。「いま眩しいですか」と聞いてみたい。
複眼の周辺部分は白くなっていて、白内障を連想。ストローを覗くような理屈で指向性のある個眼を放射状に寄せ集めて出来た複眼の一部が機能しなくなるということは、視野が欠ける緑内障みたいな症状なのかな?
カマキリでもニンゲンでも、生き物としての勤めを終えた後に頻発する不具合が似てますな。願わくば、我が個体は極力最期まで機能を維持して欲しいものです。2023年11月5日