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Tableau Pulseの今後の機能について

こんにちは!先日のTableau Conference 2024(=TC)でTableau Pulseの今後リリースされる機能のセッションがあったため、そのご紹介をしたいと思います。(2024.8.21更新)

Tableau Pulseとは?

そもそもTableau Pulseをご存じない方に向けて簡単にご説明すると、ユーザーがフォローしている任意の指標(例えば、売上・販売数量など)の推移をAIが様々な視点からインサイトを提案してくれるといったものになります(だいぶざっくりですが)。
詳しく知りたい方はTableau Pulseの公式サイトや多くの方々が紹介記事を書かれていますので、そちらも参照してみてください。
※Tableau Pulse公式サイト

TCで発表のあった機能

それでは、さっそく本題です。
セッション中では12個の発表がありました。個人的に気になったものを★でピックアップしてみました。

  1. メトリクスのソート★

  2. 目標管理★

  3. ガバナンス管理★

  4. Trust

  5. インサイト機能の強化★

  6. 多言語対応★

  7. モバイル強化

  8. Teamsへ搭載

  9. ダッシュボードへ搭載★

  10. 時間比較の種類拡大

  11. ダイジェスト送信時間のカスタマイズ

  12. Slackへ搭載

#1:メトリクスのソート

プルダウンからデータソース、名称、最近フォローしたもの、といったカテゴリでソート化が可能になります。
(24/8/21 追記)こちらはTableau+にて利用可能となりました。

#2:目標設定

個人的に最も嬉しい機能の1つです。現状は1メトリクス1指標しか選べないため、これによってユースケースの幅が広がります。
また最初は目標値は手動入力しかできませんが、将来的にはデータソースに存在するフィールドも参照できるようになるそうです。
(24/8/21 追記)目標の手動設定はTableau+にて利用可能となりました。

#3:ガバナンス管理

誰が編集できるか権限管理ができるようになります。
ちなみに最新のTableau Pulseを確認すると、この機能はすでに実装済になっていました。
(英文)
https://help.tableau.com/current/online/en-us/pulse_create_metrics.htm#edit-permissions

#5:インサイト機能の強化

2番目の目標管理と同じくらい嬉しいアップデートです。繰り返しになってしまいますが、現状は1メトリクス1指標しか選べず、かつ基本的には折れ線グラフあるいは棒グラフしか表示されないため、下図のような予測やVizの種類追加によって表現できることが大幅に増えそうです。

#6:多言語対応

TC中は日本語対応の時期は未定となっていますが、先日25年1月から対応されると発表がありました。

#9:ダッシュボードへ搭載

こちらも注目している機能の1つで、Tableau Pulseで作成したKPIをTableau Cloudのダッシュボードに搭載できます。なお、まだ細かい設定方法までは確認できておりませんが、Tableau Cloud上のダッシュボードタブ(水平コンテナとかあるところ)に「Pulse Metric」があったため、すでに実装できるようです。
ダッシュボードで見てKPIのドリルダウン分析をTableau Pulseへ誘導する、といった使い方ができそうです。

その他:

#4 Trust:いつ誰が更新されたかを表示されます。

#7 モバイル強化:端末からメトリクスの期間を変更したり、新しいフォロワーを追加できます。

#8 Teams搭載

#10 時間比較の種類拡大:直近 7 / 30 / 90日前と細かく調整が可能になります。

#11 ダイジェスト送信時間のカスタマイズ

#12 Slack搭載

まとめ

TCで発表のあったTableau Pulseに関する機能リリース予定についてまとめてみました。
現時点は機能が限られている部分もありますので、今回のTCでアナウンスされたものも含めてどんどんアップデートを行ってもらえることを楽しみにしています。
なお、以下のサイトでよりタイムリーにTableauの機能リリース情報が記載されていますので、興味あればこちらも覗いてみてください!


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