「嫌」が言えない。
記念すべき第3回目のノート。
三日坊主とよく言うけど、私の場合は「ニ日坊主」というか、3回目が億劫で辞めちゃうタイプ。だから3回目の今回はほんとに記念すべきノートなのかも。笑
そんなことはどうだってよくて、今日私が書きたいことはタイトル通り。「嫌」が言えない。
昔から人の目を人一倍気にする性格なの。周りを気にかけて常に動けるっていうプラスの面もありつつ、自分が嫌だなって思っても「嫌」って言ったら相手の機嫌を損ねるのかなって思って「全然いいよ!!!」って食い気味に言ってしまうところがある。
よく言えば人を喜ばせたい、悪く言えば八方美人な自分の性格を自覚したのは中学校2年生のとき。カクカクシカジカあって、宿泊合宿のときに半ば公開処刑の形で違うクラスの教師にみんなの前で怒られたの。怒られた内容はほとんど先生の誤解だった。でも、その誤解の原因は私が友だちの誘いを断れなかったところにあった。
「先生違うんです。私本当は何も知らなくて。」とか「私の話聞けよ!!!ばーか!!」とか言ってやりたかったけど、八方美人ちゃんの私はやっぱりみんなの目を気にして言えなくて、結局「すみませんでした」って泣きながら頭下げることしかできなかった。
悔しくて悔しくて涙が止まらなくて、宿泊合宿終わったら学校なんか辞めてやろうかと思ってたけど、怒られたその日の夜担任が話を聞いてくれたの。
今でもハッキリ覚えてるんだけどね、その担任から「お前な、八方美人なんだよ。それ辞めろ。自分のためだぞ。」って言われたの。その言葉を受けて、本当に涙が止まらなかった。
でもそれは違うクラスの教師に理不尽に怒られた時の涙とは違って、自分が目を背けてた部分を言い当てられた悔しさとかくすぐったさの涙だった。
大学生になった今思えば、あの時こうやって自分と「生徒」としてではなく「1人の人」として、あるべき姿をぶつけてくれる担任に出会えて良かったって感じる。その担任めちゃくちゃ昭和臭くて、すんごく怒鳴るし、なんならちょっと手をあげられてた男子生徒もいたけど、でも本当に真っ直ぐ生徒にぶつかってくれる先生だった。
私は今でも、結構好き。
でもさ、自分の欠点が分かってもそれを変えるのってびっくりするくらい難しい。
就活で、「あなたのターニングポイントは何ですか。」とか「あなたの欠点が変わった瞬間はいつですか。」とか聞かれるけど、そんな欠点なんてすぐ直らない。「直った!」って思っても、またぶり返しちゃって、反省して、また直して、の繰り返し。
だから、私も今でも八方美人な節がある。この間も、「嫌です。」「やめてください。」「違います。」が言えなくて、バイト先で号泣した。大学3年生にもなって、ちょっと恥ずかしかったなって思った。
でも欠点なんてさ、ちょっとずつ直してけばいいし、完全に直す必要なんてないよね。八方美人も、自分の周りの人をみんな大切にしたいっていうプラスの面もあるし、自分のいいとこと欠点ってなんだかんだで紙一重。
自分を守ってあげられるのは自分だけだから、自衛のための「嫌」は言えるようになりたいとは思う。でも、できない自分も時々愛してあげたいね。
おやすみ。