【GU×アンダーカバー②】GUは大人にも似合う?
年齢にあった価格、品質とは
前回記事でGU×アンダーカバーのライダースについて考えた結果、若い方特に女性には似合うかもという結論になりました。
40の自分にとっては残念ながら似合わず、もし買ってもあまり着ないというのは感覚的にはわかったのですが、何故そう感じたのか興味があったので考えながら書いてみます。
とりとめなく、有用な情報も出てこない気がしますのでお暇な方読んでいただけると幸いです。
高いものを安く作るか、安いものを高く作るか。
ポイントの一つはこれで、特にファッションは機能だけでなく細かいディテールやシルエット、質感で感性に訴えるものなのでこの観点は大事と感じています。
17万のライダースを8000円で作りました。というのと2000円で買えるtシャツを20000円で作りましたというものがあった場合、ファッションに関しては20000円のtシャツの方が魅力的な場合があります。
当然ブランドによる品質と価格の差はある(ユニクロの3000円は他セレオリの6000円ぐらいのものより品質よかったりする)ので値段だけで評価するのは乱暴ですが、高いものを安く作ったものは一般的に大人には似合いにくく若い方向けになりますし、若い人はむしろラグジュアリーなものよりチープな方がオシャレに見えたりします。ファストファッションが最高に似合うのは大学生だと思う。
フェイクレザーでも他の人が見てわからなければ良いのではないか?
ユニクロのフェイクレザー見るだけならもはや本物と見分けがつかないレベルになってきてます。「高見え」という言葉ありますが、今はSNSの時代なので写真に映ったものがレザーに見えて、高く見えれば別にそれで良さそうですが、ファッション好きは基本それでは納得できず高価な服を買います。なぜでしょうか
ファッションは自己満足の側面もある
何ために服を着るのか考えると
①自己満足②人からみた印象③機能(防寒など)
TPOや服好きかどうかで割合は変わりますが、多分この3点を総合的に考えて選んでると思います。本来服は②人から見た印象と③機能で完結してもよさそうですが、洋服好きな自分を考えると①自己満足はかなり重要です。誰に見せるわけでなくても素敵な服を着ると気分が上がりますよね。ほんとに好きな服を着る場合、もはや他人の印象は悪目立ちしなければよいというレベルで割合は小さくなります。
極端な例だと例えばブランドの精巧なコピー品を持った場合、他人にとっては見た目や写真でわからなくても、持っていて自分の気分は上がらないのではないでしょうか。
洋服に魂は宿るのか
デザインに関して「魂は細部に宿る」という言葉ありますが、自分に似合いしかもデザインにこだわりのある服を着ていると気分は明らかに上がるので洋服にも魂が宿っており、思いのこもった良質なデザインは人の気持ちを変える力をもつと感じます。
高い洋服の魅力
あまり上質なアイテムは若いと不相応に見えて似合いにくいです。主観ですが若い時は外面的な魅力もあり、内部のエネルギーも大きいのでファッションの力を借りずとも自信をもって社会に出ていけました。
反面、年をとると身体的な魅力も落ちてきて、エネルギーも減ってくるのでファッションの力を借りて社会に出でいます。
また、大人に向けた高価で上質なアイテムが年相応に似合うようになるので、身体的な劣化を補ってもらったり、若い時にだせなかった雰囲気をプラスして、上質な服で気分を上げて社会に出ていく。このような服で自分の気持ちをあげることが自己満足の一側面ではないかと思います。
「メイクは社会に出るための儀式であり武装である」みたいな人のためではないファッションのマインドすごく惹かれます。
私にとってもファッションは社会に出るための装備であり、体は1つで装備品は限られるから、それぞれ気分の上がる気に入ったもの選びたいという気持ちです。
ということで
タイトル詐欺レベルで脱線して戻れなくなったのでこの辺で終わります。
とにかく良質なデザインの服にはファストファッションでは得られない栄養がありますし、もはやお守りような気持ちで、高いことにすら価値を見出す面もあります。
高ければ良いというものでもないですし、高級素材ならいいというわけでもないのが難しいのですが、デザインに思いがこもっていて、かつ今の自分に似合う服を見つけた時の楽しさは格別です。
それを味わうために私はファッションが好きで買い続けるのではないかと思いますし、今度年をとって今までとは違う色々な服が似合うようになっていくのが楽しみです。