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無料で4億回謝罪する方法 - パフォーマンス測定編
軽めの更新です。
以下のノートの続編ということで、実際にパフォーマンスを測定してみました。
測定には株式会社SHIFTさんの負荷チェッカーを用いました。
測定結果まとめ
結果としては以下のようになりました。やはり、Amazon S3に一日の長ありという結果です。
ちなみに1,650リクエスト/秒近辺の上限値は負荷チェッカーの速度に律せられている模様です。
見ての通り、Google App Engineは課金の設定(クレジットカードの登録)を行わない場合と行った場合でパフォーマンスが異なります。
実は「Paid」という表現には語弊があり、この負荷チェッカーでのトラフィックでは無料枠に収まるため、実際には費用がかかりません。
(2回行うと無料枠を超えるようです)
Amazon S3はもちろん課金設定なしでは使えませんし、このテストのトラフィックでも20円程度の費用がかかる模様です。
実は国内の代表的なVPSとパフォーマンス比較してみようとしたのですが、負荷チェッカーの対象外リストに入っているらしく実行不可能でした。VPSでこのようなテストを許すと他のユーザに迷惑がかかるため、当然の処置と言えるでしょう。ただ、皮肉にも、謝罪等で膨大なトラフィックが発生した場合、VPSでの対応は難しいということを示唆していることとはなります。
以下に実際のグラフ画像を貼り付けておきます。
Google App Engine 課金設定なし
Google App Engine 課金設定あり
応答時間が0.039秒に張り付いている点がS3に対しての遅れとなっていますが、こちらがエッジキャッシュのリージョンの問題なのか否かは不明です。ただし、0.039秒という応答速度は通常の用途では実用上十分とは思われます。
Amazon S3
以上です。