親子で行く ヨーロッパ鉄道の旅#14 クラクフ
さて、クラクフ観光です。基本的な観光地は駅からすぐに行ける旧市街にまとまっているため、半日もあれば十分ではないかと思います。クラクフからはバスなどを使えばアウシュビッツに行けるようだったので、観光に組み込もうかどうしようか迷っていたのですが、ガイドなしは決まっている時間帯を考えると動きづらいし、ガイドは英語しかないので十分に楽しめないのでは、ということで旧市街を回るのみにしました。
そんなわけで、丸一日ゆっくりクラクフを堪能します。
駅から旧市街に向かっていくと、まず見えてくるのがバルバカンとフロリアンスカ門。バルバカンは要塞ということで、どっしりとした作りです。市街との出入り口である門を守るためのものですね。かつてはフロリアンスカ門からヴァヴェル城まで、ぐるりと囲う城壁があったそうです。
門を抜けると大通りになっていて、たくさんお店が並んでいました。お土産屋さんもいくつかあったので後で色々探そうと考えつつ、そのまま広場へ向かいます。
大通りの先にあるのが中央広場です。銅像を中心にお土産屋さんがつまっている織物会館や聖マリア教会、市庁舎の塔など観光名所が集まった場所になっています。まだ時間が早かったため写真を撮るにとどめましたが、これも時間帯の関係で聖マリア教会が逆光で綺麗に撮れず……。また戻って来た時に改めて撮ることにしました。
広場を出てしばらく歩くと、小高い丘の上にヴァヴェル城が見えてきます。外国のお城と言われてイメージするドイツやオーストリアで見てきたお城とは違い、立派なお屋敷という印象。写真を撮りつつ進む母と一緒にゆっくり見て回りました。ヴィスワ川というポーランド最長の川沿いにあるため、街だけでなく色々な景色が楽しめます。
今回は行かなかったですが、川を挟んだ向こう側にはマンガ館という日本の美術品が展示されている博物館があるそうで、機会があれば行ってみたいなと思います。
一通り主要観光スポットを巡り、観光客も多くなってきたなか来た道を戻っていきます。行きでは静かだった通りも活気づいていて、お店のチラシを配っているお姉さんなども見かけました。
途中お土産屋さんに入ってみたり一休みしたりしながら広場に戻ると、こちらも非常に賑やかになっていました。午前中にうまく取れなかった写真を撮ったら、織物会館へ。
事前に調べていた通り、建物の端から端までずらっとお店が並んでいます。お土産屋さんあるあるだと思いますが、違うお店で似たような商品が売っているのであちこち行ったり来たりしながらお土産を購入。
こまごましたものが中心ですが、外のお店で買ったものも含めるとなかなかの数になっていました。
市街を回るだけでも十分楽しめて、満足感のある一日でした。旅行先に選んでよかったなと思います。
次はポーランドの首都、ワルシャワへ。