言葉の力を信じて、、、
なにか非常事態の最中において、焦るかのように自分の言葉を発信しても、後出しジャンケンをして、しかも負けるという馬鹿馬鹿しい事をしている感覚がいつもある。。
3.11しかり、このウイルスによるパニックしかり、、、
演劇と世の中の隔たりを理解し、なんとか繋げようと努力はするが、頭の端には、どこか孤立した国のように捉え、どこか突っ張って生きている。。
そして、なにか事態が起きると、
「焦って言葉を発信する」
このくりかえしをしてきた自分を認める。。
焦った私自身の「言葉の力」は大した影響力があるわけでもなく…
そして今回は手遅れで出遅れていた中、自分の唯一の場所が大きく危ぶまれている。。
強敵現る...
しかも、まさかの無条件降伏か。。?
この国における演劇の弱さを痛感する。。
で、今の俺はというと、
朝が来て、夜になり
また朝が来て、夜になる。。
割と規則正しく、老後を連想させる生活を
ポジティブになろうとする世の中に押されて、頑張ってる…
望んでいない自粛生活の中に「自分」を見出そうと、家の中の演劇材料を漁れど、やはり表現方法は見つからない。
慣れないカメラ機能を使い、演劇作品や、コロナ禍での演劇を語る時間は有意義でも、
そのカメラ機能を使っての配信演劇や、ましてや歌唱するなど気が引けまくる。。
いつの間にか、古臭い俳優になってしまった。。
そんな俺でも、演劇に魅了され続ける少年のような心は在り、
何かを作りたい!何か新しいこと挑戦してみたい!と日々貧乏揺すりをしていた中、
演出家 稲葉賀恵さんとのやりとり、
彼女と今の演劇の存在を、考えに考えた末の答えは、 この状況下での我々が求める演劇は至難の技...ゆっくりじっくり回復してゆこう。。
ただこの状況下でも、新しい興味ある世界を、演劇で培ったスキルで繋ぐ事はできそうだという結果に...
言葉を紡ぎ、新しい世界に出会ってみようと。。
ということでやってみる事は、
私、俳優である吉原光夫が言葉(詩など...)を朗読し、稲葉賀恵さんに directionしてもらい、さらに彼女の絵とコラボしてみる。
ひ、非常にマニアックではあるが、、、いいんです!
こんな時に、時間があるから、なんとなく私はここにいる〜!!って配信するわけではなく、
こんな時だからこそ、制作時間を贅沢に使い、興味ある新しい世界と繋って1つ「作品」を作り上げる。
こんな時だから、自分と割と長い付き合いになってきた文学の「言葉の力」を信じてみよう~
です!
これはyoutubeとVimeoにて、「ささやかな言葉の展覧会」として配信します。
第一回は、この方の言葉の力の強さよ…↓
高村光太郎さんの
「レモン哀歌」
興味ある方は是非!!足を運んでみてください。
少し儚く、強かな世界を楽しんで聞いて見てください。
そして、個人でま~ったく更新しないブログをやってましたが、これを機にnoteに転向し、これからちょくちょく文字を綴っていこうと...軽く思ってます。
では!よろしくお願いします↓
。。