少しこころが楽になる就活のはなし。vol.4~大手とベンチャーの話~
早いもので今回が四回目の投稿になりました。
今回は就活で良く聞かれるベンチャーと大手の違いの話をしたいと思います。
先に言っておくと私はベンチャーしか経験をした事がないので、大手の話は友人から聞いた話や良く言われる話が中心となります。
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大手とベンチャーの違いって?
就活で良く言われる大手とベンチャーの違い。
そもそも大手とベンチャーって何が違うんでしょうか?
大手の定義は?ベンチャーの定義は?
実は法的には大企業か中小企業かを区分する事が出来ます。
その基準となるのが、「中小企業基本法第二条」です。
ここでは中小企業の基準が制定されています。
この中小企業の基準を超える企業が大企業となるのです。
中小企業の定義づけは以下です。
従業員300人を超える、かつ資本金3億円を超える会社および個人(製造業・建設業・運輸業・その他の場合)
従業員が100人を超える、かつ資本金が1億円を超える会社および個人(卸売業の場合)
従業員が100人を超える、かつ資本金が5000万円を超える会社および個人(サービス業)
従業員が50人を超える、かつ資本金が5000万を超える会社および個人(小売業の場合)
この基準を超えるものが法律では中小企業ではない事になります。
では一方ベンチャー企業はどうでしょう?
こちらは大手企業とは異なり、法律上の明確な定義はありません。
今の国内の認識では、英語のventureの語源から投機的な中小企業がベンチャーといわれる事が多いと思います。
しかし一方でメガベンチャーというワードが存在するように、トヨタ自動車の豊田社長が我々はベンチャーだと発言したように、その垣根はあってないようなものとなっているのも現状です。
大手とベンチャーそれぞれのメリット・デメリット
ではそれぞれメリット・デメリットで比べてみましょう。
大企業のメリット
・社会的信用がある
・福利厚生が充実している
・教育制度が充実している
・収益源が一つではない
ベンチャーのメリット
・一人当たりの責任が大きい
・人が少ないのでチャンスが多い
・昇進しやすい
・自分の成果が目に見えて現れやすい
・同じ思考性の人が集まりやすい
大企業は安定性、ベンチャーはやりがいと言ったところでしょうか。
一方デメリットで比べてみると
大企業のデメリット
・人が多くチャンスが巡ってくるかわからない
・大企業は30代からといわれるくらい20代は勉強期間
・成果が自分の手によるものかわかりづらい
ベンチャーのデメリット
・責任が大きい分やる事は多いし、サボると会社の危機に直結する事も
・教育が十分でなく、自分で育つ覚悟が必要
・キャリアの選択の幅は大きいようで少ない
比べてみると一長一短であり、ひとくくりで大企業、ベンチャーで分ける事自体に無理があると思います。
結局どうしたら良いの?
結論大企業の方が良いのかベンチャーの方が良いのか、どっちが良いの?
これは、わかりません。
個人的な考えですが、ベンチャーに行ったらベンチャーで有名な人みたいに成長出来ると考えている人は絶対にベンチャーに行くべきではありません。
メディアとは何事もそうですが、有名な人にスポットが当たるのです。
失敗した人にはスポットは当たりません。
大手で活躍している人はベンチャーでも活躍できる可能性は高いですし、逆もしかりです。
会社は人を成長させてはくれません。
結局自分に合っているかどうかを見極める以外の方法はないのです。
おそらく私は大企業の教育が充実している会社の方が着実な成長が出来るタイプだろうと思っています。
でも当時20名もいなかったベンチャーに入った事を後悔した事はありません。
何故なら、覚悟が備わったからです。
ベンチャーは20代で如何に差をつけるか。
大企業は30代から如何に追い上げるか。
と良く言われます。
結局自分が求めている環境を過去から未来につなげていくしかないのです。
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