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マルシェに初出店してみた


1年ほど前から炭を使った飾り物を制作していて、今日は初のマルシェ出店でした。
私の使用している炭は、バーベキューなどで使うものとは少し違って、茶道のお点前で使う切り口が美しい菊炭(きくずみ)という炭を使用しています。
その菊炭の美しさに魅了され、茶道以外での利用価値を高めたいという思いから炭小物を作り始めました。

菊のような断面

炭の効果は皆さんもご存知の通り、消臭効果や湿度調整に優れているため、玄関やトイレに置くと良いとされています。また、炭は古来より浄化の象徴でもあり、悪い気を払ったり、心身を清めたりする力があると考えられています。特に日本では、お正月に炭を使うことが多く、家の中を清める意味を持つこともあります。これから正月飾りを用意する人も多いだろうということで、菊炭を使った正月飾りを作ることに。

お正月飾りといえば、鏡もちが一般的だと思いますが、茶道ではお正月の床の間に、「炭飾り」として炭を飾る風習があります。

この炭飾りはシンプルながらも断面の美しさが際立っています。
茶道をされない方はあまり目にしたことがないかもしれないですね。私も見たことがないので、炭飾りを作ってみることに。

炭の正月飾り


和紙で炭を巻いて水引で結び、南天を飾る。物凄くシンプルな工程ですが、水引で締め過ぎると和紙にシワが寄って不細工に。
水引の力加減が難しかったです。
その他、しめ縄、ミニしめ縄のブローチ、水引の梅結びを合わせた炭飾りを作ってマルシェに出してみました。

地元の方々で行われる小さなマルシェですが、初めての出店だった為どんな反応が返ってくるのか心配でした。
しかし、そんな思いとは裏腹に皆さん大変興味深く作品を見てくれ、想像以上に反応が良くとても嬉しかったです。

写真を撮った後にもう少し飾り付けをしましたが、厳かな感じでこれもまた良かったのではと。
買い物してくださった方は9割が女性。そして、反応が良いのは炭と水引の組み合わせでした。
時期的にしめ縄を購入してくださった方も多いですが、皆さんが目を引いたのは水引きの梅結びと炭の組み合わせ。特に赤×白。

炭飾りを初めて見る方が多かったようで、今回を機に炭の価値を知ってもらえるきっかけになれたら嬉しいと感じました。


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