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39歳×開腹×子宮全摘した話 ⑫手術後5日目~退院前日~

39歳独身OLが子宮筋腫で開腹手術により子宮全摘した記録を記事にしています。

この日は退院後の生活についての説明を受けたりしました。翌日の退院に向けて、荷物と体の準備をしていきます。


ぐっすり眠れて、風邪気味だった体もすっかり回復しました。体温も平熱に戻っていました。
この日はじめてリクライニングを使わずに、自力で起き上がれました。

食事

少しずつ排便も出来ているので、食欲も戻ってきました。7~8割食べました。

便秘との闘い~完~

朝に便が出ましたが、今度は逆にゆるくなってしまいました。マグミットの服用を中止しました。便秘との闘いは、これにて一旦終了。

シャワー

昨日につづき、シャワーを浴びました。昨日よりも体が動き、30分以内に済ませることができました。シャンプーのときに頭を下げて洗う時間が疲れます。まだ貧血気味なのかもしれません。

主治医から退院許可

日曜日でしたが、主治医が病室に来てくれました。退院の話をしにきてくださったようです。排便もあるので、希望通り明日退院で許可が出ました。
退院の1週間後に、外来の再診予約を入れました。
明日朝に採血をして、9時には結果を伝えに来てくださるようです。外来やほかの入院患者の対応もこなすという超多忙の中、私の「早く退院したい」という希望のために休みの日も動いていただき、感謝です。

看護師から退院説明

病棟看護師さんから、「退院のしおり」にそって退院後の注意事項などを説明していただきました。
・車の運転は、急にお腹が痛くなることもあるので、まずは近距離から。
・入浴は、退院後の再診まではシャワー浴で。
・膀胱の感覚が鈍くなっているので、水分をしっかり摂取してこまめに排尿を。
・再診までの間に異変があったときは、我慢せずに病院に連絡するように。

などなどです。

また、子宮を取ったことで、喪失感を感じることもあると教えてもらいました。私はどちらかというと、自ら子宮摘出を望んで納得したうえで手術を受けているので、あまりそういうことはないと思うと伝えました。(このことについては、また別の記事に書きたいと思います。)

仕事への復職について、入院も含めて1ヶ月休みをとる予定でしたが、思った以上に回復が早いのでもっと早く復職しようかと思っていることを伝えました。
看護師さんからは、「入院中は家事などをしなくて良いので、回復しているように感じるかもしれないが、自宅に戻って家事などをするようになるとしんどく感じるもの。」とアドバイスをいただきました。退院後の再診までは無理せず自宅療養し、再診のときにあらためて復職時期を考えることにしました。

病室で過ごす最後の夜

体が動くようになると、日中の時間が長く感じました。テレビも日曜日の日中はたいして見たい番組もなく、スマホでネットをしたり、入院中の記録を整理したりしました。
夕食後、病室の窓から夜景を眺めながら、入院生活を振り返っていました。臓器(子宮)をひとつ取ったのに翌日から歩行や食事ができるなんて、正直奇跡だと思うけど、医師の技術の高さや看護師さんの丁寧なケアのおかげでここまで回復できたのだと思います。大人になって「働くことの大変さ」を知っているからこそ、どんなに忙しくても患者ひとり一人に誠実に対応してくださる医療従事者の方々を、心から尊敬しました。このような方々のおかげで、今の日本の医療の安全・安心は支えられているのだと実感しました。

次は、「入院8日目|退院」

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