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Home ─シェアハウス事情

おはようございます。9:06
泊まらせていただいているシェアハウスの一室&布団のおかげで、昨夜はよく眠れました。ありがたや、睡眠。

なんで冬って、朝起きるのこんなに辛いんでしょうね、ふしぎ。ねむい。

そんな今日は、シェアハウス事情についてちょっと書いてみたいと思います。

※ちなみに、このマガジン『HOME.』の趣旨・経緯は以下記事にて。


文脈までシェアする家

昨晩のこと。

私が3泊間借りしている部屋の前に、たぶん飲み会帰りだろうと思われる住人が通りかかり、私に声をかけてくる。なんとなく会話が始まる。

酒が回っているからか、饒舌な感じで彼のパーソナルな話が始まる。おおお…そんなことが…!と驚き戸惑いつつも「うんうん…」と聞き続ける。

彼自身も、少し前、私と同じような(シェアハウス隣人問題、ではないけれど!笑)悩み・困難を抱えていたそうで「ああ、この人もいろいろ抱えてるんだな」とか、「ああ、なるほどそうやって考えればいいのか」という、私自身の問題に対しても、深い学びを得た。

ものの10〜15分で、その人のパーソナル情報や知識、状況が断片的にインプットされる。次に会った時、その会話で得た情報から話が始まったりもするだろう。そこにはもう何かしらの文脈がある。

これってすごいことだ。

このシェアハウスは基本的に友達つながりなどで入居していて、且つ住人の入れ替わりも多いため「過去から未来へつながる大きな文脈」みたいなものがある。そういう「家」ってすごいよなあ…と改めて思う。すごいぞ、シェアハウス。

機能のみをシェアする家

「逆に、会話が無かったり、文脈を共有しないシェアハウスってあるの?」って思われるかもしれないんですが。そう、あるんです。シェアハウスって必ずしも、テラスハウスみたいなものじゃないんですよ。(むしろこの文脈シェアハウスでも、テラハ的展開は稀…なのではないかと思う)

私が住んでいる&退去を検討している(笑)ところは、シェアハウス検索サイト経由で集まってきた人が入居する。入居時の顔合わせみたいなものも特になく。

新しい住人の入居が決まるとメールで簡単なお知らせ「●号室、〇〇さん(男性or女性)が入居します」が届くのみ。

なので必然的に「全く知らない状態」からのスタートになる。「ああ、〇〇さんの友達の△△さんですね」みたいなこともない。

つまりシェアハウスといえど単に「機能(キッチン、風呂場、洗面所など)」をシェアしているだけ、ということなのだ。共用部の掃除は管理会社さんがやってくれるし、コスパはいい。

一応「会ったら挨拶しましょう」とか簡単なルールみたいなものはあるので、最低限のコミュニケーションはあるが基本的にパーソナルな話にはあまりならない。「このキッチン寒いですよね」とか「今日はお休みですか」とかそんな程度である。

時には気の合う人がいて、一概に「機能”のみ”」かというとそうでもないのだが「自ら能動的に動いていって初めて、文脈シェアもできる」という具合だ。

シェアハウスに何を求めるか?

「文脈+機能シェア」か、「機能のみシェア」か。

コスパを求めるのか、人との繋がりを求めるのか、機能性を求めるのか。

シェアハウスに何を求めたいかによって変わってくるだろう。

いまお邪魔してるシェアハウスは、イベントを開催していたり、宿泊や部屋利用も受け入れているので、住人以外の出入りも多い。それ自体がゆるいコミュニティとなり、文脈をつくりあげているのだ。

私はそっちの方が、圧倒的に好きなんだなあと、改めて思う。



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