"自分のせい"と思うようにしたらずっと楽になった
生きているとうまくいかないことってたくさんありますよね。
社会人になりたての頃は、何かうまくいかないことがあると、自分以外に原因があると常に考えていました。営業で成績が上がらないのは「〇〇さんのせい」「商品が悪い」などと思い続けていました。
挙げ句の果てにそれをネタに飲み会でずっと話をしていたこともありました。
今ではお恥ずかしい話です。
ただ途中から考え方をがらっと変えたことによって気持ちが楽になっただけでなく、人生がいい方向に進み始めました。
誰かのせいは何も前に進まない
よく考えれば当たり前のことですが、自分以外に原因を探してもそれがよくなることはありません。
なぜならそれは自分ではコントロールできないから。
他の人の行動や会社で扱っている商品は、基本的には自分で制御できないものです。ですので、そこが変化することを待つのは、天命を待つようなもの。
"誰かや何かのせい"は脳内麻薬
それでも他に原因を探してしまうのは、自分を正当化したいからです。
結果が出なくても、自分はちゃんとやっている。それでも結果が出ないのは他に原因がある。そう思うと不思議と納得感があり、心地よさすらあります。
それが続くとその考え方が病みつきになり、自分以外のせいにせずにはいられなくなります。
客観的に見るとヤバいですが(笑)、そういった状況に当時の自分はありました。
その環境を選んでいるのは自分
仮に100歩譲って、他の人や会社の商品に悪い点が少しでもあったとしましょう。ただそもそもその会社を選んでいるのは、他ならぬ自分です。
今の世の中、自分で会社を選び直すということも難しくない時代。
それでもその選択をしなかったというのは、なんだかんだ言っても自分でその環境で良いと思っていたんだと思います。
自分のせいと思ったらずっと楽になった
それでも1年ほど働いてから「本当にこれでいいのか?」と思うようになりました。
学生時代と違って3年や4年で終わりということはなく、このまま同じ会社にいるという選択をすれば40年近くは変わらないことになります。
そう考えてみると「さすがにその状況はなぁ…」と思うようになりました。
そうなると「どうにかしなければならない…しかしいきなり周りが好転することはないから、自分でなんとかしなくちゃな〜」と思い始めました。
そこから自分でいろいろと勉強し、世の中のことを少しずつ理解し始め、自分が目指す方向はどこかと模索するようになりました。
その過程の中では当たり前ですが、単純に受け身で仕事をする以上にたくさんの課題があります。その度に周囲のせいにしてたらやってられないし、だんだんそう思う自分に恥ずかしくなってきました。
また自分のせいと思うようになったら心理的にも不思議な変化がありました。
それは「まぁいいか、また頑張ろう」と思えるようになったことです。
これは自分でも不思議な変化でしたが、気持ち的にはすごく楽になりました。
前提は「不安定」その上でどうするか?
今は変化が激しい時代。1年先ですらどうなるかわかりません。
そんな中で生き残っていくには、前を向いて進み続けるしかありません。
その過程ではたくさんの困難があります。
それでも「それを選んでいるのは自分。だから何があってもしょうがないし、また頑張ればいいじゃないか。」そう社会人の初めに気づけたことは自分にとって大きな財産です。