桜もちさんのネームロゴが出来るまで

i-LIVE所属のＶライバー
ツンデレ風味なバーチャル彼女 桜もちさんのネームロゴ
「もちもちでちょっとツン」をコンセプトに制作
2019.8.3 発表

ご依頼受付再開後、初の制作となったのが桜もちさんのロゴ。
二ヶ月ほどご依頼受付を休止していた上に私の実力を加味すると、すぐにご依頼を受けることはないだろうと思っていたので、ご連絡を頂いたときはすごく嬉しかったです。

そんなこともあり、個人的にはかなり気合を入れて制作に臨みました。
そして最終的に、過去最多となる打ち合わせと試作を重ね、今の形が出来上がりました。

まず制作前に伺ったご希望から、盛り込む要素として「桜の花」「風車」「星」「ピコピコハンマー」を選定。
全体の雰囲気は「可愛くて癒される丸い雰囲気」というご希望を踏まえながら、もちさんのキャッチコピーにある「ツンデレ」をコンセプトとして初期案を作成しました。

構成の方向性としては、平仮名の「もち」はシンプルな形状ゆえに各要素を盛り込むのが難しかったため、漢字の「桜」にほぼ全ての要素を入れ込むことにしました。

その上で、丸みのある線と先が尖った線を混在させて「ツンデレ」を表現。なるべく「桜」の字のシルエットが崩れないように調整しながら制作しました。

　そこから一旦打ち合わせをし、修正として
● 全体の雰囲気は太めの書体で“もち感”寄りに
● 推しマークである三色団子の絵文字要素を追加
● ピコピコハンマーは初期案だと力強い印象になってしまうので、配置を変えて可愛らしく
が決定。それらを基に手を加えてＡ案を作成しました。

しかし、この形状だと三色団子の主張が強く「桜」のシルエットが著しく崩れてしまう気がしたので、別案としてＢ・Ｃ案を作成。

Ｂ・Ｃ案はお団子のオブジェクトがないので、部分的な配色で補完したパターンをいくつか用意しました。

これらを見比べてもらいつつ私の見解もお伝えして再度の打ち合わせを行い、「桜」の字は日本的なイメージが非常に強い漢字なので、どこかに明朝体を連想させる表現があった方がまとまりが出るだろうという結論と、各パターンの構成を複合して現在のロゴが出来上がりました。

全体の加工は、白枠にドロップシャドウを付け、他のロゴ同様どんな背景に置いてもしっかりロゴとして機能するようにしてあります。

完成までの道のりが長かった分、非常に実りある貴重な経験をさせて頂いたロゴとなりました。

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