見出し画像

一緒に学ぼう♪インド占星術⑥~主役は星座じゃなく惑星


インド占星術を学び始めました。
ここには整理ノートとして私が学んだことを記録していきますので、全てが正しい情報ではないかもしれませんが、どんなプロセスで学ぶのか、一緒に学んでいるつもりで楽しんでいただけたらと思います。


占星術の主役は天体(惑星)

インド占星術、西洋占星術、どちらも占星術というからには星座が主役と思われがちですが、実は主役は惑星、天体です。
西洋占星術では
太陽、月、水星、金星、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星の10天体を扱います。
他にも後で説明しますが、アセンダント含む4つのアングル、ドラゴンヘッド、ドラゴンテイル、といった実際の惑星ではなく計算で導き出したポイントも扱います。
またリリス、パラスといった小惑星を扱ったりと、どこに注目するかによってとてもたくさんの選択肢があります。
しかしインド占星術では、月、太陽、水星、金星、火星、木星、土星の7天体に加えて、アセンダント、ラーフ(ドラゴンヘッド)、ケートゥ(ドラゴンテイル)の10個を扱います。

扱う天体の違い

土星より遠い天体、天王星、海王星、冥王星の3つは「土星を超えた」という意味で「トランスサタニアン」と呼ばれますが、インド占星術ではこれら、トランスサタニアンは扱いません。
これらの天体が発見されたのは占星術の歴史からするとわりと最近のことで(1781年)これらの天体が発見される前からインド占星術は体系立てられていたため、これらの天体発見後もあえて取り入れることはしませんでした。
西洋占星術については古典(伝統)占星術ではインド同様、トランスサタニアンは扱わないと聞きましたが、現代(モダン)西洋占星術では取り入れています。
占星術に限らず、占いには正解も不正解もありませんので、どれが良い悪いといった事ではなくそれぞれの解釈でそれぞれのルールによって運用している、と私は理解しています。
またインド占星術では小惑星も扱わないようです。

アングルについて

インド占星術では生まれた時間と場所がわからないとチャートが読めないようです。
西洋占星術も同じですが、西洋占星術の場合、生まれた時間がわからない場合、生まれた日のお昼12時で仮にチャートを出し、出生時間が影響するアングル、ハウスは読まず、それ以外のところから読める事だけを読む方法が一般的かと思います。
ただ西洋占星術でも出生時間と場所がわからないと読める部分が限定的になるため、出生時間がわからない方の鑑定はお断りされる占い師さんもいらっしゃいます。
なぜ出生時間と場所が大切かというと、これらを元に計算して出す「アングル」というポイントがあり、このアングルを元に割り出す「ハウス」から多くの情報を得ることができるからです。
ハウスの解釈を取り入れないと漠然とした情報しか得られないため、出生時間が大切になってきます。
アングルにはASC(アセンダント)、DSC(ディセンダント)、IC(イムムコエリ)、MC(メディウムコエリ)という、4つのポイントがあり、アセンダントというのはその方が生まれた瞬間、生まれた場所から空を見た時のちょうど東の地平線がどの位置にあったかを示すポイントになり、ハウスのスタート地点が1ハウスの境界になります。

西洋占星術のチャート、太いラインがアングル、4つのポイントです
円の内側の数字、1~12がハウスになります


ICは4ハウスの境界、DSCは7ハウスの境界、MCは10ハウスの境界、とアングルからハウスが決まります。
これらは生まれた時間が5分〜10分違うだけでもハウスの境界の位置が変わることがあるため正確な出生時間がわからないとハウスを使った鑑定が正確にできなくなります。
インド占星術でも同様ですが、インド占星術では4つのアングルのうちASC、アセンダントをみます。

インドのチャート、青い数字がハウスの表示、1のハウスがASC(アセンダント)

例えば私の場合、アセンダントは双子座になりますので、私が生まれた時間に私が生まれた場所から見る東の地平線は双子座の方向にあった、ということになります。
このアセンダントは地平線の位置を表すため上昇点とも言われます。その人がこの世に生まれた、つまり肉体と魂が出会ったポイントとなり、占星術ではとても意味のあるポイントとされています。

ドラゴンヘッドとテイル

これも計算上のポイントで太陽の通り道である黄道と月の通り道が交差するポイント、と言われていて日食や月食が起きるポイントでもあります。
新月や満月のタイミングでもあります。
ドラゴンヘッドとテイルは180度の関係にあり、星座で言うと真反対に位置します。

数字の色が同じものが180°の関係になるサイン(星座)

そしてインド占星術ではドラゴンヘッドを「ラーフ」といいRaと表し、ドラゴンテイルを「ケートゥ」Keと表します。
私の場合ラーフが天秤座、ケートゥが牡羊座になります。
12星座のうち7番目の天秤座と1番目の牡羊座なので真反対ですね。
西洋占星術ではドラゴンヘッドが蠍座、ドラゴンテイルが牡牛座、とインドと1つズレるのですが、ハウスはどちらも5ハウスと11ハウスです。
(ハウスはまだ詳しく学んでないので参考です)
それぞれラーフは魂の成長のために向かうべき方向、つまり克服するべき課題や未知の領域への挑戦を表し、ケートゥは過去から持ち越してきた慣れ親しんできたパターンのようなもので、手放すべき課題を表します。
このラーフとケートゥに関しては移動するのが遅いため、同世代の方はたいてい同じ星座になりますので、重要なのは星座よりハウスかと思います。このあたりはまだ詳しく学んでいないのでまた学んだら追記していきたいと思います。

またここからは余談、参考ですが、月食と日食の仕組みについては以下の説明がわかりやすかったです。

支配星について

各星座は1つ1つが部屋、家、国のような存在で、それぞれその星座の家主のような天体が決まっています。
それぞれの天体が居心地の良い部屋とそうでない部屋があり、例えば太陽は獅子座の支配星なので獅子座というお部屋にいる太陽は本来の実家にいるような状態で自分らしさを発揮できる居心地の良い場所という事です。
逆に土星は山羊座の支配星ですので山羊座では土星らしさを発揮できますが獅子座のお部屋とは相性が悪く、草間彌生さんのデザインしたお部屋に石破総理がいるようなイメージで(私の勝手なイメージです)あまりテンションが上がりません…。

太陽、月以外は2つの星座を支配しています

ここでは支配星という考え方があるというくらいの解釈で大丈夫かと思います。

まとめ

今回は西洋占星術とインド占星術で扱う天体やポイントの違いについてお話しました。
また出生時間の考え方と支配星についてまとめました。
ちょっと難しく感じられたでしょうか・・・。
わかりにくい点がありましたらお気軽にコメント下さいね。
次回は前回お伝えした星座の分類に加えて、もう少し各星座について詳細にまとめたいと思います。

いいなと思ったら応援しよう!