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霊感がなくても占いの世界観が好き

あなたには霊感がありますか?
そもそも霊感とはなんなのでしょうか?

私にはいわゆる幽霊が視える、とか幽霊の声が聴こえる、といった「霊感」はありません。

日本語だと「霊」というので「幽霊」を連想しますが、占いの世界で言う「霊感」というのはインスピレーション、直感のことを言っているのだと思います。

なんとなく感じる、とか、言葉やイメージが浮かんだ、とか。
これは「霊感」というより直感、人間がもともと持っている「動物の勘」的な、空気を読むとか、そういうイメージの方がしっくりくると思っています。

また芸術的なセンスがある方はこの「目に見えないけどそこにある何か」にアクセスするのが得意な方だと思います。
目に見えないエネルギーを受け取り、絵や音楽などの誰もがキャッチできる「カタチ」にすることができる方なのだと思います。

またスピリチュアルの世界ではよく「エネルギー」という言葉も出てきます。波動、波長というのも類義語でしょうか。
良いエネルギー、とか、波長が高い、とか。

そもそもエネルギーってなんでしょう。
電気やガスもエネルギーと言いますよね。
目には見えないけれど何かを動かす力、原動力。

人は日々、いろんなことをしながら生きていますが、その「いろんなこと」をする原動力をエネルギーというのでしょう。

霊感がある方、というのはエネルギーを感じる感度が高い方なのだと思います。本当に憧れます。
羨ましいし、そうなりたいと思うのですが、私には全くそんな能力はなく、むしろどこかで胡散臭いと思う自分もいたり。

占い界隈にいるとワークショップなどで「手が温かくなりました!」とか「こういうビジョンが見えました!」とかいう方がいるんですよね。

まじか?と思う自分と、またそこにたどり着けない自分への劣等感。

こういった感が鋭い方は一緒に講座を受けていてもどんどんいろんなことをキャッチして占いもすぐにできるようになります。
頭で考えるより感じたことやキャッチしたことをどんどん咀嚼して、オリジナルな発想で応用していきます。
あっという間に存在感を発揮して人気者になります。
本当に羨ましい、憧れます。

私みたいな勉強が好きな人間、まじめでルールを守ることが苦にならない人間にとってはむしろ「自由やオリジナル」こそが難しい。

でも個人で輝く方たちは一般社会ではちょっと生きづらさを感じていたり、周囲と同じことをさせられるのが苦痛だったり、個性があって発想が豊か。
こういう方には占いはぴったり、すごく力を発揮され生き生きと活動されています。

そう、占いは自由なのです、ルールも正解もない。
ある程度の基本はありますが、アレンジしようと独自の解釈をしようと、クライアントさんが喜んでくれるのならば何の問題もありません。

なので私みたいな面白味のない人間にはこういった枠がないことが自体が苦手で、敷かれたレールの上をただ歩いていたい、ルール大好き、自由と言われると逆に戸惑ってしまうような人間にとってはとてもとても難しのです。

だからこそ憧れ、やってみたいと思うのかもしれません。
ドМなのでね。
なので霊感はなくても占いはできる、と聞いた時はとても嬉しかった。
やっても良いんだ、と許可をもらえた気がしたのかもしれません。

でも教科書通りの読みはできるようになったけれど、そこから、その枠を超えられない。
枠を超えるのがとても苦手だから。

だけどあきらめたくない。
目に見えなくても存在するものは絶対にある。
空気だって電気だって見えないけれど、ある。
そしてこの宇宙は何らかの法則の上で成り立っている。
1日は24時間だし1年は365日なのだから。

だから私は今日も占いの世界を旅している。
いつの日か何か見つけることができるのではないか、という期待を胸に何も見えないし何も感じないし、だけど私をとらえて離さないこの世界観。

きっと、こうして占いの世界と繋がったことが私の人生に何かしらの意味があり、何かを受け取れるような気がしているから。

いや、ごちゃごちゃいうより結局好きで楽しいのだから、それでいいんだ。
楽しいに「なぜ」は必要ないのかもしれません。

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