「がんばらない」のススメ
「毎日こんなにがんばってるのに……なんで、結果が出ないんだろう。私に営業力がないから?私が未熟だから?これ以上、何をどうがんばったらいいんだろう……」
と、悩んでいたのは、2007年頃、新卒2ヶ月目の私でした。
新卒で、第一希望で入社した眩しいベンチャー企業。
朝6:00頃出社して、夜中の2時、3時まで働きそのままオフィスで椅子を並べて仮眠。平均して2日に1回、ひどい時は3日に1回しか帰宅せず、1週間の睡眠時間が6時間の時もありました。
当時、新規法人開拓のテレアポをしており、自分でリストを作成し電話をかけてアポをとり、アポがとれたら資料を持って営業に行き、営業と営業の合間にまたテレアポ。
アポがとりやすいリストを考えて作成し、営業トークも磨くことで、取れるアポは7割!1日に5件ほど、上京したてで慣れない東京を迷子になりながら必死に走り周り、営業に行って……、資料作りは帰社した17:00以降に始まります。
まともにごはんを食べる時間もなければ、新卒なのでお金もなくて、食べていたのはいつもコンビニかファーストフード。営業成績で同期に負けないように必死でした。
気づいたら3ヶ月で13kg太り、ある日突然起き上がれなくなり、私の新卒生活は幕を閉じました。
基本的には努力家なので工夫によりアポ率を高めることはできましたが…、振り返ると、そもそも電話が好きじゃないし、新しい人と会うのも好きじゃない! おまけに、売っているものに自分があまり魅力を感じておらず……売れた時も嬉しいと思えなかった……アポは取れるもののなかなか成約につながらなかったのは、嫌なことをがんばり続け、心を随分と擦り減らしている人だ、という雰囲気がにじみ出ていたから……、かもしれません。
いやーーーーー、がんばってたなぁ、と思います、客観的に見て。今思えば、「がんばる」を極めた働き方をしていたのですが、幸せ度はマイナス100点、結果も出なかった暗黒期でした。
それから約15年後の今、大切にしている持論がコレです↓
がんばったら負けである。
「将来ラクするために、今がんばる」の「将来」は一生こない
まず、私が思う「がんばる」について説明しておきます。
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