胚葉について
胚葉とは
発生学とは胚の発生を研究する学問です。
胚とは、動物では誕生や孵化の前、植物では発芽の前の段階のことを言います。
多細胞生物では2または3種の胚葉を形成しています。
二胚葉の場合は、外側の外胚葉と内側の内胚葉で形成されます。
(クラゲやイソギンチャク、サンゴなどが)
三胚葉の場合は、外胚葉と内胚葉の間に細胞が形成され、これを中胚葉と呼ぶ。(脊椎動物など)
各胚葉はその後、全ての組織・器官を形成します。
ヒトでは胚という言葉は、受精卵が子宮に着床した時から妊娠8週目頃までを指し、妊娠8週目を過ぎると胎児といいます。
私が面白いと感じたのは、ヒトが生まれてくるまでに生物の5億年近くの進化の歴史をたどっているところです。
歴史を知ること、進化の過程を知ることで、今現在のヒトの解明できていない部分に対してもアプローチする方向性が見えてくるかもしれません。
各胚葉が何を形成するか?
外胚葉
皮膚(表皮、毛、爪、皮脂腺)
神経系(脳、脊髄、末梢神経)
感覚器(視覚、聴覚、平衡覚、味覚、嗅覚)
内胚葉
消化器(胃、腸、肝臓、膵臓)
呼吸器(咽頭、気管、気管支、胚)
尿路(膀胱、尿道)
中胚葉
骨格系(骨、軟骨、結合組織)
筋系(横紋筋、平滑筋)
循環系(心臓、血管、リンパ、血液)
泌尿生殖系(腎臓、精巣、子宮、卵巣)
大まかにまとめるとこんな感じです。
同じ胚から発生したものはそれぞれ繋がりが深いかと思います。
私自身、これをnoteにまとめてみましたが、現段階ではまだまだ、ヒトの症状の原因との関係性と結びついているわけではありません。
今後いろいろ学び進めていく過程で気づくことがありそうなので簡単にまとめさせてもらいました。
お読みいただきありがとうございます。
謙虚・感謝・敬意
知行合一・凡事徹底
岩瀬 勝覚
発信媒体
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