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失敗した時のマインドセット 岩瀬コラム27

失敗は自分の記憶に残りやすい

・仕事で大きなミスをした
・スポーツなどの大事な場面でミスをした
・試験に落ちた

あの時あんなふうに失敗しなければ、、、

みなさんの中には、そのような失敗した記憶ありませんか?

その時、どのような思考になりましたか?

おそらく多くの方が、
「何をしているんだ」と自分のことを責めたり、
「自分には無理だったんだ」と自分に否定的な評価をしたりして、
ネガティブな思考になったと思います。

私たちの記憶には、失敗した経験とその時のネガティブな思考がセットになって残りやすいです。

そうなってしまうと、もう一度チャレンジしようという前向きな気持ちになれず、同じような事象を避けるようになってしまいます。

もともと私たちの記憶は、成功した経験よりも失敗した経験の方が強く残りやすいです。

これは、私たち生物に、生き残るための防衛本能があるため、同じ失敗をして自分が苦しんだり危険な目に遭わないためにそうなっていると言われています。


つまり、私たちは防衛本能によって同じ失敗をしないように避けようとしているのです。

失敗した時に、同じ失敗を繰り返さないためにどうすれば良かったかを振り返るのは大切です。
しかし、必要以上に自己否定して、前に進めなくなっていたりしませんか?



失敗したからこそ

物事にには必ずネガティブな側面だけでなく、ポジティブな側面が存在します。

しかし、私たちは無意識的にネガティブな側面に引っ張られてしまうので、意識的にポジティブな側面に目を向けていく必要があります。


失敗したからこそ気づけたことは何ですか?
失敗したからこそ得られたものは何ですか?

過去に失敗したという事実は変えられませんが、その出来事の捉え方は変えられます。

捉え方を変えることによって、前に進む原動力になります。


例えば、サッカーの大事な大会でPKを外して負けてしまった時

・一つのミスが勝敗を左右することを知り、取り組む姿勢が変わった
・周りの選手の緊張感がない言動や行動を指摘するようになった
・大事な場面で失敗しないために準備(情報収集、体調管理、練習など)の重要さを知った
など

「この経験がこれから先の人生でどのように役に立つのか」
というように、時間軸を少し先にして考えてみるとポジティブに捉えやすいです。

そこに目を向けて「失敗したからこそ今このような思いで取り組んでいる」というようにマインドセットしていきましょう。


ただし、あまりに大きなショックを受けた場合、すぐには切り替えられないこともあるかと思います。
そのような時は、焦らずに気持ちが落ち着いたタイミングで整理していきましょう。




失敗したまま終わらない

私たちの人生で失敗をしない人なんていません。

しかし、諦めなければ過去の失敗に対してリベンジするチャンスは必ずやってきます。

上述した例で言えば、また別の大会でPKを蹴る機会が巡ってくるかもしれません。

過去の大会の成績は変えられませんが、その時自分に抱いてしまったネガティブなイメージは払拭できます。

例えば、
「大事な場面で失敗しやすい」
「自分はプレッシャーに弱い」
というようなネガティブな印象が、成功することで変えられます。

もし、PKを蹴ることを避けていたら、その先もずっとこの思いを背負っていくことになります。

失敗したまま終わらなければ、努力が報われる時は必ずやってきます。
また、失敗した後の行動や態度が、周りの人からの信頼感にも繋がったりします。

他にも、諦めずに成功した経験があることによって、同じような経験をして苦しんでいる人の気持ちに寄り添って声をかけてあげられたりすることもできるかもしれません。


ちなみに私自身が上述したようなPKの失敗をしたことがあります。
絶対受かりたいと思って挑んだ試験に落ちて、凹んだり、恥ずかしいと思うこともありました。

それ以外にもたくさん失敗したことがあり、そのたびに悔しい思いや劣等感を感じてきました。
過去には失敗したことに向き合えずに逃げ出した経験もあります。

このような経験があるからこそ、自己否定をしたり、劣等感を感じて苦しんでいる方々の力になりたいという思いが原動力となり現在の活動をしています。

もし、失敗したことで落ち込んだり、前に進めなくなっていたら、まずはポジティブな側面に目を向けてみませんか?

発明家トーマス・エジソンは「失敗には成功と同じくらい価値がある。失敗がなければ何が最適かわからない」など、失敗に対しての捉え方で数々の名言を残しています。

「失敗したからこそ」というマインドで前に進み、今後の人生に活かしていきましょう。


お読みただきありがとうございました。


岩瀬勝覚
理学療法士
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